ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM622四国600km

去年の600kmブルベよりも獲得標高が500m程増えて,スタートからいきなり40km以上登りが続く。しかもUFOラインを夜中に通過するので景色は全く楽しめない。それでも去年よりもエントリー数は倍増。それほど広くない武丈公園に反射ベストの一群。

ブリーフィングは工事区間の説明くらいで,車検を受けてスタート。今回は心拍数150を目安に抑え気味に寒風山に向かう。去年も走ったはずなのに,あまり記憶に残っていない。1時間弱走ってやっと新寒風山トンネルの看板が見えた頃に,旧寒風山トンネルに向かうが雑草が生い茂っていて,GPS無しでは夜には走りたくないコース。旧寒風山トンネルまで登り10km走らされてやっとトンネルを抜けて,さらに10km以上山道をぐるぐる回らされて,UFOラインらしい開けた場所に出る。ただし真っ暗闇。ちょっと下りに入ったところで通過チェック1に到着。この時点ですでに平均15km/hを下回る。この後下りで雨が降り始めることが予想されるので,長袖ジャージ着込んで下る。県道に入った頃から道が荒れてくる。センターラインには砂利が溜まっている。手前手前でブレーキかけて下っていくと,霧雨だった雨が本格的になってきた。長沢貯水池のあたりで,上だけモンベルのレインジャケットを着る。下はNanoflexで濡れてもいいビブショーツ。靴下と靴は最初から諦めてむき出し。グラブはパールイズミのナノフロントで濡れても大丈夫。

国道に合流して下って,道の駅633美の里でボトルに水の補給とトイレ休憩。PC1が250km先なので,適宜補給と休憩を取る必要がある。雨は本格的になるが,幸い高知らしい強さではない普通の降り方。国道494号線に入って狭い山道を久万高原町に向かって走る。県境はそこそこの登りがあったが,まだ余力があるので問題ない。やっと見覚えのある道を走れる。道の駅みかわを通過して,ゆるく登りの後はダウンヒルで小田の郷せせらぎに到着。笹峠山に向けて朝食を取って休憩する。買っておいたアンパンを食べて,アミノ酸を補給,ホットコーヒー飲んで再出発。

笹峠山は去年の四国200kmで走ったが,傾斜がきつい印象しかない。しかも雨が降り続く中パワーメーターでオーバーペースにならないように抑えめにのんびり走る。のんびりといっても急傾斜なのでペダルには力入ってる。右コーナーを曲がると下りに入ることだけはぼんやり覚えているので,右コーナーが見えるたびに「あれか」と思っては,まだ先だったを繰り返して,やっと頂上を越える。去年は春先で道には枯れ草や枝が積もっていて,下りがやばいと思ったが,今年は路面はきれいだった。ブリーフィングで注意のあった工事区間もなにもなく通れて,通過チェック2に到着。1時間半ほど稼げた。肱川沿いに出て西予市に入って山道を下っているときに,後輪が破裂した音が聞こえた。雨が激しくなってる中,パンクの原因箇所をさがすのに手こずる。タイヤの表裏を確認して,さらにサイドの左右をチェックしてやっと原因箇所がわかる。タイヤブートあてて,ポンプで空気を入れるが,5気圧ほどで力つきる。せっかく稼いだ時間をパンク修理で吐き出す。この先の道の駅で空気入れ借りればいいかと思って走り出すが,雨で身体が冷えてスピードが乗らない。雨は上がってちょうど昼頃にきなはいや城川に到着。ここでレインジャケットと長袖ジャージを脱ぐ。長丁場なので焦ってもしょうがないと,まずはカレーを食べ終えて,空気入れを借りるが,ポンプの口が合わない。10kmほど先にも日吉夢番地があるので,そこで借りればいいやと,再出発して,日吉夢番地で空気入れを借りると,こちらはちゃんと空気が入った。ゆるく下り基調なので,快調に走れてやっとPC1に到着。昼食はさっき食べたばかりなので,飲み物だけ補給して再スタート。

まだまだ平坦が続くので,時間稼ぐために頑張る。県境を越えたあたりからまた雨がぱらつき始める。宿毛までの残り距離の看板が見える頃には雨は本格的になり,レインジャケットを着る。ヘルメットのつばから滴り落ちる水滴がうっとうしい。宿毛市に入ってPC2に到着。PC1まで250kmなのに,PC2までは50km。プロテインとトマトジュース飲んで出発。雨の中交通量の多い国道56号線は片側一車線しかないので,テールライト点灯して神経使う。足摺サニーロードに入って交通量が減ったのでまた気分は楽になる。今回は大月町には向かわず,土佐清水市にそのまま入る。それほど標高はないのだけれど,山の中を走っているような景色の中を走り続けて,やっと海沿いに出る。竜串を通過すると通過チェック3のめじかの里。営業は終了しているので,撮影だけして足摺岬に向かう。市街地を通り抜けて1時間程走ると,去年の10月から3度目の四国最南端の看板。雨の夜ということもあって観光客はまったくいない。

予報では夜には雨が上がるはずだったのに,雨は全然止まない。以布利のジャングルのような道はゴミだらけで,こんなところでパンクしたら精神的にやられそう。パンクしないことを祈るしかない。幸い何事もなく通り抜けて,市境の長いトンネルを抜けて四万十川にたどり着く。雨の夜で疲労もあって,ペースがあがらなくなってきた。10kmもないはずなのに,なかなかたどり着かない。市街地のあかりも見えない。橋が見える度に,あの橋を渡ればいいのかと期待しては外れるを繰り返して,やっと渡川大橋が見えてきた。橋を渡ってから北上するのだが,もう精神的にやられててPC3までの距離が長く感じる。やっとのことでPC3に到着。

スパゲッティを食べた後,雨があがらないので,去年の10月に泊まったホテルに電話すると空き部屋があったので,投宿。シャワー浴びて,着てるもの洗って,タイマーを90分でしかけて寝る。で起きたらなぜか3時半だった。その場でDNFの連絡しようかと思ったが,2時間遅れでもなんとか取り返せるんじゃないか,どうせ四万十町のPC4まで走るのは同じなんだから,いけるところまで行ってみようと,準備をして4時に再スタート。

平地を20km/hで3時間走れば,1時間遅れを取り戻せるのでPC4に行けるはずと自分に言い聞かせて,スピード見ながら走る。国道439号線杓子峠への登りでは路面はまぁまぁなものの,ガードレールなしで1車線しかない。こんな道を雨の夜中に走りたくはない。峠を越えて下りでは小石をうっかり踏む度にヒヤリとしながら走る。道の駅四万十大正にはロードバイクがおいてあったが,DNFを決めた参加者のものだったのだろうか。ゆるい登りだがペースは保てている。途中で日向ぼっこしている副代表のグループに会う。ここでDNFして合流したら気楽だろうなとは思ったが,とりあえずはPC4まではと挨拶だけして先に向かう。津野町に入って四万十川源流点への登りに入る。通過チェックは源流点まで2.5kmの看板なので,源流点まで5.5kmなら,あと3km。とはいっても平均斜度8%だと這うような速さでしか走れない。インナー×ローでトルクかけてごりごり登っているのだが,非力なのでほとんど進まない。カーブを曲がるたびに,この先すぐだと期待してはがっかりするを繰り返して,やっと通過チェック5に到着。この時点で遅れ解消。この後下りで時間稼げば,なんとか行けるはず。

通過チェックから頂上まではさらに距離があって,じれったい。やっと下りになって,時間が稼げると快調に下っていたら,緩斜面区間で後輪の空気が抜けた感触があった。またタイヤの裏と表をチェックすると小さいサイドカットを発見。やはり晴れだと見つけやすい。タイヤブート貼り付けて,チューブ交換,今度はCO2ボンベ使って一瞬で空気満タン。国道33号線に入って,ゆるい登りで進まないがなんとか引地橋を通過してPC4に間に合った。ただ10分しか余裕がない。あと70kmを4時間。

仁淀川町といの町との境界のトンネルまでの登りが,もうかったるいスピードでしか走れない。15km/hどころか10km/hすら下回る。長い長いトンネルを抜けて,下って633美の里を通過,国道194号線に左折したところで前輪の空気が抜ける。またタイヤチェックしてサイドカットを見つけてタイヤブート貼り付け,チューブ交換して,CO2ボンベで空気入れて再スタート。これで手持ちのチューブとCO2ボンベは使い切った。

最後の長い登りに入って,歩く速さでしか登れない。8kmを4km/hで登ると2時間だから,平坦区間頑張らないとかなり厳しい。そうしているとさっき空気入れたばかりの前輪からまた空気が抜けたような感触がする。しばらく走るとやはり空気が抜けている。ちょっとショックで,しかも暑さからか軽い頭痛がする。眼の前にバス待ちの小屋があるので,日差しを避けて,代表にDNF連絡。

しばらく日陰で休んで,空気を継ぎ足すとしばらくは持ちそうなので,走っては空気補充を繰り返した。下りのコーナーの手前では止まって空気補充。絶対に例のポンプを買おうと思った。チューブは6本にタイヤブートも6本,CO2ボンベも6本,交換用タイヤも持っていこうと思ったくらい雨のブルベが怖いと思った。

なんとか家に帰り着いて洗車すると,トップチューブとモノステーがアピデュラのバッグで擦れて傷が入った。コルナゴのクローバーが2葉になってしまった。アピデュラの防水バッグは材質がクリア層を削れるくらい硬いのは想定外だった。DNF以上のショック。

 

 

BRM519四国300km

累積獲得標高は前回の400kmが3962m,今回の300kmが5008mなので,100kmの距離短縮の一方で登りが1046m増加で差し引きせいぜい2時間しか短縮が見込めず,去年の300kmとほぼ同じなのでどう頑張っても17時間くらいはかかるはず。

標高1500mの四国カルストに登るので明け方の気温が気になるが,最高気温・最低気温は前回の400kmとほぼ同じくらいだろうと見込んで,ウェアはビブニッカーを裏起毛に変えただけ。2ボトルにしたので,サドルバッグはオーストリッチの大型タイプに変えた。昼寝した後,晩飯食べて,自走でスタート地点へ。ちょっと風が強くて肌寒い。もう1枚ウェア着ておけばよかったかとちょっと後悔した。サドルバッグの容量には余裕があったのだが,なんとなく身軽さを優先させてしまった。

ブリーフィングは路面に注意くらいであとはキューシート通り。車検を受けて,スタートだが,サイコンの反応が悪くてちょっと出遅れる。とはいっても,最初は信号はいくつかあるので追いつく。県道23号線に入るころには目の前を走っていた身軽なひとに引き離される。ブルベで身軽な人に付いていくと実力差がありすぎてやばいということはイヤというほど体験したので,無理せず見送る。

三坂峠への湯砥里館への分岐を曲がって,旧道の寂しい道に入る。昼間でも薄暗いのに夜だとさらに寂しさ増量,体感的には昼間の倍くらいの長さがあるように感じたが,国道33号線に合流。マイペースで登っているはずなのに,前方にテールライトが見える。追いついてみると,見送ったはずの軽装なひとを含む集団だった。どうやら,相変わらずオーバーペースで突っ込んで登ってしまったようだ。三坂峠を越えるとアップダウンの繰り返しになるのだからペースメーカーとして追いかけようと,つかず離れずで三坂峠を越えて,久万高原町を通り過ぎる。そこそこの傾斜のある下りは楽に追いかけられるのだけど,ゆるくなったりましてや登りになるとみるみる引き離される。引き離されまいと踏み込むんだけど,これってちょっとしたインターバルトレーニングになってるんじゃないかと自制心が一瞬働くが,一方で単独走ではできない時間稼ぐチャンスを逃すのはもったないと頑張ってしまう。なんとか千切れずにPC1にたどり着けた。

佐川町から須崎市にはちょっとした登りがあって,その時点で速いひとたちを見送って単独走になる。須崎市街の手前の信号で後続のひとたちと合流して津野町に向かう。四国カルストへの最後のコンビニのセブンイレブンで水とおにぎりを補給。去年のBRM609の時にはなかった広めの店内でイートインスペース完備。残念だったのはアンパンが品切れだったことぐらい。

さて,これから斜度9%9kmの風の里公園と8%10kmの天狗荘への2本のロングヒルクライム。夜の空に風車の塔の警告灯が点滅しているのが見える。果てしなく遠く見えるあの山の上までこれから登るなんて正気だとは思えない。頑張っても仕方がないのだが,頑張らないと進まないし,しかも後ろから迫ってくる自転車のライトが見える。どこまで逃げ切れるかと頑張って走っているが,サイコンは非情にも時速5km以下を示したりする。自転車降りて走ったほうが速いという事実がやる気をへし折るには十分。追いつかれたくないという感情だけが原動力。幸い九十九折なので,後続を気にしなくていい箇所が多くて自分のペース+αくらいのベースで登れる。やっと稜線にたどり着いたが,そこから通過チェック1にたどり着くまでにアップダウンを繰り返す。なんとか逃げ切れて通過チェック1のふれあいホットステーションに到着。

しばらくアップダウンの後に10kmくらいの下りだが,明け方最低気温の時間帯でさすがに寒さが堪えた。下り終えると天狗荘への登り。登りの入り口で後続のひとに追い抜かれるが,抵抗する気力もわかない。登りで追い抜かれる時は,追い抜いていくひとの姿勢良くハイケイデンスで進んでいくのを見て,自分の脚の回らなさとハンドルにしがみついているような崩れた自分のフォームに劣等感を感じる。もう何も考えずたまにでてくる天狗荘の看板だけを励みに,インナー×ローでペダルを踏むだけの単調作業をひたすら繰り返す。ペダルの回転数だけをひたすら数え続けるだけだが,途中で数えるのも嫌になる,再び0から数え始めるを何度繰り返したか覚えていない。やっと開けた場所に出た頃には日差しが暑い。最後の登りに入るがあと1kmが長い。積算距離が10m増えるのにじれったいくらい時間がかかる。天狗荘が見えた頃に,自転車乗りの宿泊客がこちらを見てることがわかった。天狗荘で自転車合宿なら楽しいだろうな,こちらはあの向こうに見える風車のところに登って下ってここまで来たんだぞとよくわからない怒りにも似たような感情が湧いてきた。お腹が空いてたから,天狗荘でなにか食べようかと思ったが,まずは通過チェック2の写真を撮ろうと思って,左折してしまったので,写真を撮った後そのまま姫鶴荘に向かう。去年のBRM609でも平坦なのにろくに進まないのは,今年も一緒だった。もうぼろぼろでどこでもインナー×ローでしか踏めない。やっとのことで五段城を越えて姫鶴荘にたどり着く。軽食ならあるかなと思ったが,残念ながら食堂はまだ開いてなかった。しかたがないのでパンを買ってコーヒーで流し込む。

一旦下って,再び大野ヶ原への登り。斜度はたいしたことないのにローからシフトアップする力はまったく残っていない。ゆっくりと走っているとやっとのことで大野ヶ原のもみの木にたどり着く。PC1に着いた時にはもみの木の開店には早すぎたかと思ったが,走ってみると開店直前にたどり着けた。チーズケーキを食べようと思ったが,チーズケーキは10時からとのことでさすがにさらに30分を浪費したくなはいので,アイスクリームだけ食べて再出発。入店待ちから再スタートまでおおよそ30分。国道197号線までの25kmの下りはただひたすら長い。路面そのものはそれほど悪くないが,ミスのゆるされない下りが1時間近くかかるのは,飽きが来ながら危険と隣合わせで走らなければならない。それが結構つらい。昼近くになり標高が下がるにつれて気温が上がってくる。集落を縫うように下ってやっと国道197号線に入った。前回は城川から下ってきていたので十分にスピードが乗って下れたのだが,今回は平地と大差ない緩斜面なのでじれったい速度でしか下れない。しかも肱川沿いは向かい風。なんとかPC2に到着。

姫鶴荘で食べたパンがまだ残っているような感覚があって,食欲がわかないのでコーラ飲んでボトルに水を足して再スタート。あと70km強なのでゆっくり走っても間に合う。大洲市街を抜けて郷峠に向かう。普通ならそこそこ回せるはずの緩い登りですら全く脚が動かない。だらだらと走り続けるが陽射しが熱い。途中こんな場所でやっていけるのかと思う場所でピザ屋の看板が見えたが,営業している雰囲気ではなかったので素通り。本格的な登りに入るが,斜度と標高はそのものは三坂峠くらいで普通なら1時間もあれば着くはずなのだが,まったく進まない。九十九折りで林の中をぐるぐる引き釣り回される感覚。集中力が切れて路面の穴を避けきれないこともあった。上半身を支えられず手のひらが痛くなってきた。前回下ろした新品のシューズが足に合わずに痛い。もちろんケツは痛い。

etrex30xjのマップを時々眺めながら通過チェックポイントが見えてこないかなと期待するが,まだ手前の横野峠すら越えていない。横野峠を越えてやっと下りに入るが,一旦登ったのにまた下って登ることがこのときほど辛かったことはない。1kmちょっと下ってからまだ6km以上続く登り。もう精神的に一杯一杯。いろんなところが痛いし,暑いし,ボトルの水はぬるいし,顔は塩吹いて気持ち悪いしといいところなし。それでも郷峠を越えないとそもそも帰れないので,しかたなしに走り続ける。etrexのマップを確認してはまだ到着しそうにないことだけがわかるを繰り返す。本当にたどり着けるのかなんて心配する気力すらなくなったころにやっと最後のカーブを曲がれた。通過チェック3の郷峠をやっと越えた。

ここからまた1車線の山道を下る。路面はそれほど悪くないが,コーナー手前で減速して曲がるを繰り返すことに飽きる。路面状態確認しながら,コーナーを見て,ブレーキかけて,曲がるという一連の動作がめんどくさくてしょうがない。いやいや下って開けた場所に出ると肱川から山側に向かっての風。これでは最後まで向かい風ではと懸念しながら,肱川沿いに出て,久しぶりに目にした自動販売機でアイスココア飲んで,ボトルには爽健美茶詰め込んで,長浜大橋に到着。最後の通過チェックの写真を撮って,あとは夕やけこやけラインを1時間半も走ればゴール。

夕やけこやけラインは意外と追い風で快調に走れる。交通量の多さはともかく追い越す自動車の車幅感覚のなさに時々ヒヤッとさせられながら,相変わらず客の多い道の駅ふたみを通過して,三秋峠にやっと着いた。ここを越えればもう終わり。とはいっても片側一車線しかないので,後続車を気にしながらラストスパートくらいのつもりで駆け上がる。三秋峠のバス停を通過したあとは下りきってゴールのコンビニに。

ゴール時刻に1時間足せば走行時間であるということを自分に念押しして,ブルベカードに記入完了。スタート地点に戻ってカード投げ込んで終了。登りがまったくダメになった気分だが,時間では昨年並なので著しく登りに弱くなったわけではない。去年は斜度が緩かったから,激坂への対応力がないのかもしれない。次の四国600kmはさらに長い登りと下りが組み合わさってるし,激坂区間も混じってるツラいコースだ。

ツールドにし阿波 2018

今年はSSコースがなくて,久しぶりのCコース参加。今年から番号順ではなく,整列順ということを忘れていて,受付済ませて駐車場からスタート地点に戻ってきた時には,結構な行列が形成されていた。並ぶのは諦めて,2013年以来の開会式を眺める。徳島県知事は以前はクロスバイクだったのだが,今はディスクロードに乗り換えていて,県知事の意気込みが伺える。遠目にはSpecializedに見えたのだが,高知県知事がTrek愛媛県知事がGIANTとそれぞれ違うのは,いろんな事情があるのだろうな。

7時スタートで,スタートラインに遅れて並ぶ。天気予報なら11時頃だったのに,雨が早く降り始めた。17分後にスタートできたが,160人くらいが先に出ているってことで,見ノ越からの下りを考えるとなるべく追い抜いておきたい。最初の国道192号線は車列が長くならないように,前方の集団を数えながら追いかける。ブルベだと集団で走ることはほとんどないが,こういうイベントだと平坦区間は集団になってしまう。前とは4-5mほど離して走っているが,結構いいペースのようで,後ろから追い抜かれることはなく,前方からの集団を追い抜いていく。つるぎ町に入った頃に雨足が強まってきた。国道438号線へ曲がると登り区間に入る。

国道438号線は前半20kmが緩斜面で残り15kmが平均斜度6%超のロングヒルクライム。前半はアウターで登っていく。途中でツールドにし阿波の顔といってもいいママチャリライダーを捉えた。ママチャリで鬼脚完走できるくらいの走力なので,緩斜面区間をハイケイデンスで登っている。雨足が弱ってしばらくすると第1チェックポイントに到着。バイクラックがほぼ満杯。みんな豚汁食べてのんびりしているようだが,空腹感はないので,トイレだけ寄って再スタート。

去年の秋から,ロングヒルクライムは全く走ってないので,どこまでやれるかと思ったが,まったくダメで最初の20分程で脚が売り切れる。200wどころか180wがせいぜいで,後続10人ほどに追い抜かれる。途中給水所から「コーラありますよ」と言われるが,気温20℃にもならない雨の中だと誰も給水には寄らないだろう,「ありがとうございます」と返事だけして,先に進む。ヘアピンカーブごとに数字がふられているが,下から順なので何の参考にもならない。なぜ頂上から番号をふらないとちょっと腹立てながら進んでいると,剣山スキー場のあたりから雨足が強くなってくる。国道最高地点の看板が見えたところで風が強くなってくる。ここから下りなので,防水ジャケットを着て,見ノ越の第2チェックポイントに到着。どら焼きとディニッシュ詰め込んで再スタートする頃にママチャリライダーが入ってきた。やはりこの人速い。

風雨が強くて横殴りに近い状態になったが,迷っていてもしょうがないので,栃之瀬までの下り区間に入る。ブラインドカーブ多数で国道439号線の荒れた路面に加えて今日は水たまりや川のようになっている。何人かはパンクしているし,カーボンホイールだとブレーキが効かなくてブレーキかけぱなしになっているようだ。Exalithリムですら晴天時の7割くらいしか効かないので,早め早めにブレーキかけて,ブラインドコーナーは対向車を想定して一旦停止くらいで下っていく。雨で路面状況がわかりにくく,路面からの突き上げが強くて手が痛い。サスペンション付きのMTBに追いついたが,さすがにこういう下りだと楽そうでちょっと羨ましい。落合峠への分岐を通過して,Bコース参加者とスライドするようになる。客観的に参加者の姿を見ると,この豪雨の中ずぶ濡れで大変そう。1時間強下り続けてやっと第3チェックポイントに到着。

寒いのでそばをつゆまで飲み干して再スタート。この辺になると路面状態はいいので走りやすい。1時間近く下ってきたので脚もちょっと回復したので,アップダウンの繰り返しもそれほど苦ではない。と思ったら最後の西祖谷の登りは進まない。プロフィールマップだとちょっとの距離に見えるが,実際に走ると結構長く感じる。トンネルに到着して登り区間終了。トンネルを抜けて大歩危からは最後の平坦区間

国道32号線も平坦区間とはいうものの,ゆったりとアップダウンが繰り返される。国道なので交通量も多く,追い抜いていく自動車からたっぷりと飛沫を浴びせられる。もうずぶ濡れなので,どうでもいいはずなのだが,気分はよくない。20kmほどなので,ゆっくり走ってもいいのだが,さっさとゴールしたいのと,運動強度を下げると身体が冷えるので,ラストスパート。後ろから集団に追い抜かれるが,目標ができたので,追いかけられる。前方に目標があると追いかけることだけを考えればいいので,経過時間や経過距離も気にせず走れるので楽。ゴールすると,いつもならAコースBコース参加者で結構混んでいるはずなのだが,今日は閑散としている。完走証がちゃんと袋に入れられていて,雨に濡れてぼろぼろになることがないのはありがたい。まずは誰もいないマッサージを受けて,そうめん,うどん,イチゴ,揚げパン,コーヒーと一通り食べていたら,ママチャリライダーがゴールしてきた。登りだけじゃなく平坦区間も相当速い。

参加者のデータを見ると,DNS率はA,B,Cの順で,DNF率はC,B,Aの順。参加者の意気込みがDNS率,コース難易度がDNF率とすると妥当か。にし阿波のコースは登りの歯ごたえ十分なのだが,登った後の下りがテクニカルでつらい。晴天時でも下りが長くてつらいのに,雨でさらに難しくなった。今回は気温がそこそこあったから良かったのもの,見ノ越で気温一桁だったらDNF率は跳ね上がっていただろうな。雨天装備持たずに走って,チェックポイントでゴミ袋もらっていた人が結構いた。

BRM428四国400km

自宅から自走で参加できる地元開催。22時スタートなので夕方まで寝ていて,20時過ぎにスタート地点に向けて出発。最低気温13度最高気温25度と予想して,上はCraftのIntensityにmont-bellのメリノウールを重ね着,春-初夏用の長袖ジャージに遮風のためにJ2Xの反射ベスト,下は春-初夏用のビブニッカー。指付きグラブにしようかと迷ったが,13度なら大丈夫だろうといつものGiro Zero2。

リタイヤしても輪行での逃げ場はほとんどないコースなのだが,一応お守りがわりに輪行セットをサドルバッグに入れて,防寒用にWindbreak長袖ジャージをどうしようかと迷ったが,荷物を減らそうと持たずに出た。自宅を出るときに忘れ物の確認をするのだが,今回の最後の忘れ物はetrex30xjだった。前回はワイヤーロック。

STIレバーの不具合でハンドル周りは一新して初めての長距離ライド。ハンドルのトップが太くなっている3T ErogoNovaは手のひらの安定感が高くて,特に違和感はない。ブレーキとシフトのワイヤーセットは日泉ケーブルのプレミアムに交換してみたが,シマノのケーブルとの違いはわからなかった。ただコーティングが剥げることがないので,見栄えはちょっとだけ良くなった。

去年の四国400kmのエントリーが12人(スタッフ込)だったのに,今年は26人と倍増。獲得標高が減れば参加者は増える? とはいっても60人や80人といった大規模ブルベと違ってこじんまりとブリーフィングが行われて,車検を受けてスタート。

何度も通った三秋峠からの夕やけこやけライン。去年のBRM1006も夜に走ったのだが,今回は眠気がないので快調に走れる。三秋峠では冷っとした空気を感じたが,海岸線に出るともわっと暖かい空気になったので,そんなに寒くはならないのかなと思っていた。PC1でおにぎりと水の補給を済ませて再スタート。八幡浜から法華津トンネルを抜けて宇和島市を通過。去年は昼間見た景色が,今回は夜ということもあって結構違って見える。コンビニや看板を「去年見たな」と思い出しながら,やっと愛南町に入る。アップダウンの続く海岸線が月に照らされて,昼間とは別の景色。なかなかたどりつかないなとしびれを切らしたころにやっとPC2に着いた。倉敷400kmでは眠気にやられたので,今回は早めに激眠打破を投入して,アンパンとアップルパイで口直し。ブルベだと罪悪感なしに菓子パンが食べられるのが嬉しい。

再スタートして,気温計の表示を見ると気温7度。道理で指先がしびれるはずだ。つま先もかじかんできた。胴体はウールとベストのおかげで大丈夫だが,それ以外は結構寒い。我慢できないわけではないが,我慢したくないくらいの寒さ。早く,太平洋岸に出れば暖かくなるだろうとちょっと飛ばし気味に走る。途中の気温計は更に下がって6度だった。トンネルを抜けて宿毛市街を通過して,足摺サニーロードに出るとちょっとだけ暖かい。でもウェアの想定よりも気温は低いので日の出を迎えるまでは耐えるしかない。

大月町に入ったころに空が明るくなり始める。土佐清水市に入って竜串の看板が見えたころに,太陽が見えた。これで暖かくなるとちょっとホッとした。足先の感覚がないくらいに冷え切っている。去年走って感じた通り,土佐清水市の海岸線は長くて,足摺岬までは竜串から市街地を抜けてさらに先にある。1時間以上走って,やっと鵜ノ岬展望台に抜ける分岐に差し掛かる。Googleストリートビューで見た時は工事中だったために,数百メートルミスコースしてしまう。ブリーフィングでの注意にあった「トンネルに入るとミスコース」の言葉で気づいて折り返す。海岸線の細い道を通るのだが,バス停や民宿がある。割とあっさりと展望台につくかとおもいきや,いくつものコーナーを曲がってやっと通過チェックに到着。写真を撮って,ついでに日焼け止めを塗って再スタート。

足摺岬への急坂をギアチェンジがめんどくさくてアウター×ローで無理やり越えたあと,ジョン万次郎像があったことに始めて気づいた。前回は四国最南端の碑だけに注意が向いていたので,その後ろに像があったなんて気づかなかった。その後,以布利への分岐はまだかなとetrexを操作したら,コース上に自分がいない。一瞬やばいと思ったが単にコースデータの後半を読み込んでなかっただけだった。去年は短く感じた足摺岬からの東側が結構長く感じる。ちょっとした起伏を超えるのがつらくなってきた。フロントをインナーギアに落とすとリアのシフトアップしなくちゃいけないのがめんどくさくて,ちょっとした登りならアウター×ローのダンシングでクリアしてきたツケが回ってきた。まめにフロントとリアのギアチェンジさえすれば,もうちょっと楽に走れたはずなのだが,なまじダンシングでクリアできる程度の短距離の登りということに嵌ってしまった。電動でシンクロシフトにしてしまえばいいんだろうけど,電動よりも機械式の方の取り扱いの楽さから乗り換えには躊躇してしまう。

最初は90回転/分でいけてたのに,60回転くらいにまで低下してしまった。パワーそのものはあまり低下していないので,ギアを重めにして速度をなんとか維持しようとする。小刻みなアップダウンを繰り返してPC3に到着。店頭にベンチがあるので,朝食に豚生姜焼き弁当を食べて大休憩。気温が上がってきたのでウールのアンダーを脱いで,反射ベストのバックポケットにしまい込む。

四万十川沿いに出て中村市街地をかすめると四万十川沿いの1車線道路に入る。観光シーズンということもあって,沈下橋見物の自動車同士の離合で何度か止められる。やっと2車線道路に出て,江川崎の距離が縮まることだけを楽しみに走る。道の駅よって西土佐でなにか食べようかと思ったが,ゴールを目指すこと優先で通り過ぎた。そのまま北上して県境を越えて,やっと愛媛県に戻ってきた。気温が上がってきて暑いが,空気が乾いているのでそれほど不快ではない。ただ,左アキレス腱が痛み始めた。これ以上やばくならないで欲しいと願いつつ,虹の森公園への残り距離が減っているのをブルーラインで見ながら,PC4に到着。暑いのでフラッペを食べて,頭から水をかぶる。ちょっと目が覚めたような気分。残り90km。

日吉夢産地を過ぎると,下り基調になる。これまでの苦労が報われたような気分で,快調に走れる。昼過ぎにきなはい屋しろかわを通ったが,快調に走れているのでそのまま通過して下り続ける。鹿野川湖で一旦登りになるが,再び下りに入って大洲市肱川まであっという間に着いた。内子への分岐で北上すると追い風に助けられる。さすがに平地になると,左アキレス腱が気になるが,悪化する気配はない。内子の町中を通り抜けて国道56号線に出る。PC5 に到着。

水分のとりすぎか運動強度のあげすぎか,食欲がわかなくなったので,グレープフルーツのシロップ漬けで口をさっぱりさせて,メイタンを投入。あと30kmでゴール,犬寄峠までなら20kmほど。追い抜いていく自動車の車間距離の狭さに時々冷やりとしながら,クラフトの里までの残り距離が減るのだけを確認しながらペダルを回す。もう心拍数はまったく上がらない。クラフトの里の営業時間中にたどり着けたらとスタート前には思っていたが,予想以上に早くたどり着けた。自分にご褒美で,小夏のジェラートを頼んで,舐めるのではなく齧って頭痛と戦いながら早食いして,再スタート。

犬寄峠を通って,あとはダウンヒル。疲労困憊している自分が高速ダウンヒル大丈夫かと思ったが,何度も通った道なので問題なく下れて,あとはゴールのファミマにたどり着くだけ。市道に曲がって,やっとゴールにたどり着いて,しばらくイートインスペースでプロテイン飲みながら座り込んでいた。到着時刻に2時間足せばいいだけの,単純な足し算すら結構あやしいのだが,ブルベカードに経過時間を書き込んで,レシート確認して,スタート地点の代表の車に投函して終了。あとは自走で帰るだけだが,全身が痛い。ペダル回すだけはなんとかできるので,ゆっくり走って帰宅。

去年と比べてボーナスコースと走る前は思っていたが,消耗度合いは去年よりひどかった。丁寧にギアチェンジしていけば,ムダな消耗は抑えられたはずなので,それが今後の課題。

 

 

 

BRM331倉敷400km

前回の倉敷300kmを江津市まで伸ばして,距離調整のために新倉敷スタートにした400km。獲得標高3241mと登りは少なめだし,朝スタートなので難度はさほど高くないはず。問題は最高気温が20度超,最低気温5度以下と日較差15度超の寒暖差対策。荷物はなるべく増やしたくないので,暑さと寒さのどちらを妥協するか。悩んだ末にカンパのアンダーウェアにジオラインの重ね着に春用の薄手の長袖ジャージ,下はビブショーツで暑さ対策優先,夜はGoreのウィンドブレーク長袖ジャージとレッグウォーマーとシューズカバー+カイロで寒さ対策。あと前面の風通しが悪い J2X Fitness Full Zip Reflective Cycling Gilet Vest Top Hi Viz で胴体の防寒,昼間はファスナー全開にしておく。J2Xは大きめのバックポケットが着いているので,指付きグラブやキューシートが入れておける。前回も昼に気温が高くなったときに脱いだキャップやネックウォーマーが収納できて便利だった。ただ風通しが悪いので,今シーズンの使用はこれが最後のブルベ。

新倉敷駅に到着すると,8時組のスタート時だった。9時組は8時組と比べると人数少なめ。あっさりとしたブリーフィングが終わり,車検済ませて,時間になって出発。人数が少ないので前回のようにスタートから列車が連なるということもなく,ばらばらで走る。ブリーフィングで言及されたアップダウンが続く広域農道は問題なく通過した先でミスコース。左折すべきところを,ちょっとした丘を超えた3kmほど直進してしまう。丘を登り返してコース復帰。9時組の最後方くらいになったはず。通過チェックのセブンイレブンで集団においつく。前回と同様に府中市街の信号林を抜けて上下への登りに向かう。走っていると先行しているひとがたまに見えてくるので,目標があって走りやすい。前回ほど苦しまずにPC1のセブンイレブンに到着。ボトルに水を補給して,おにぎり2個詰め込んで再スタート。

三次市に入って川沿いはちょっと逆風で,下り基調なのに進まない。日差しが強くて,上下への登りでかいた汗が乾いて顔がざらざらする。桜見物かカメラ持ってふらふら歩いている歩行者が多くて気を使う。三次市街地は昼間とあって交通量が多く,あまりペースをあげられずにPC2に到着。ここでも水の補給とおにぎり2個で再スタート。再スタートしてしばらくするとサドルバッグが右太ももにあたるのが気になる。見るとサドルバッグのシートポストとの接合部分が右に偏っている。サドルバッグの頭の部分に荷物が均等に入っていないために歪んでしまっている。ちょうど船佐駅でパッキングのやり直しをするがうまくいかない。結局,輪行袋を袋に積めず折りたたんでサドルバッグの先頭に押し込むとうまくいった。そんなことをやっている間に三江線の列車が到着して,地元のひとたちが旗振っていた。列車が遠ざかると彼らはあっという間にいなくなり,元の無人駅になった。三江線沿線は駅や展望スポットにひとが鈴なりになっていて,路上駐車多数。前回と比べて走りにくい。

敷藪駅の手前で,スタッフによるシークレットPC。初めてのシークレットなのでちょっと面食らった。前回なら寒くてしょうがないところだが,今回ならなんとかなるだろうけど,それでも4時間以上は待ってないといけないわけでご苦労さまである。敷藪駅はイベントで混雑していて,どこにこんなに人がいたのかというくらいの人出だった。三脚かかえたカメラマンやイベントから帰る地元の人が歩いているので,気をつかいながら走る。そうしていると県境の登りを超えて島根県に入る。小刻みなアップダウンまじりの緩やかな登りなので地味に疲れる。見通しがいいのではるか先に先行するランドヌールの姿を見つけると追いかけようとする気力が湧いていくるが,度々出てくる片側通行の信号によって阻まれる。川本へ交通量が多いトンネルまじりの下りを走って,PC3のローソンに到着。元ポプラのローソンなので,ご飯をよそってくれる弁当を売っているが,夕飯にはちょっと早いので,水の補給だけすませて再スタート。

江津市に向かってゆるく下っているはずなのに,路面が悪くあまり進まない。疲れもあってつらくなるが,追い抜いた人がそんなに遠くに離れていかないので,目標として付かず離れずで走れる。とはいっても集落が見え始めたころに,足が回らなくなってちぎられる。その頃に折り返してくるひとたちとすれ違い始める。狭くてブラインドカーブがあるので気をつけながら走る。

江津市内に入って,大阪王将につられるようにミスコース。戻ってPC4のローソン・ポプラに到着。店内に入るとどうも感触がおかしい。夕飯のミートソーススパと水を買って,食ったあとでシューズをみるとクリートカバーが左右ともにない。PC3ではすでに落としていたが疲れて気づかなかったのかもしれない。そうすると船佐駅かもしれない。Goreのジャージを着て,レッグウォーマーを装着,カイロを入れてシューズカバーをつける。サイコンに給電しようとするとケーブルがない。店内にマイクロUSBケーブルがあったので買って,サイコンに給電開始して,ライト点灯で再スタート。

ちょうど川平駅に列車が到着するということで,見物客やカメラマンが混んでいる道を戻る。ここからはほとんど行きの道をなぞる。日が暮れて,すれ違うひとたちと挨拶しながら,PC3だったPC5に向かう。PC5は500mlの水が売り切れていた。エビアンのミニボトル2本で補給して,アンパン食べていると因原駅の方から声が聞こえてくる。最後の祭りは,四国の遠くない未来の姿だろうなとちょっと感傷的になりながら再スタート。

行きでは長い下りだったトンネル混じりのコースを逆に登る。夜になって交通量が減ったので,走りやすいが登りである。しかも途中でシフトチェンジミスってチェーンをインナーの内側に落とす。サドルバッグは荷崩れするし,クリートカバーをなくすし散々な一日のトドメがチェーン脱落。一瞬,au損保のロードサービス呼んでリタイヤしようかと思ったが,戻れるのは江津市くらいしかないので,倉敷まで走ろうと10分ほどあれこれやったが,最後は自転車をひっくり返して作業すると割と簡単に戻せた。疲れてくるとアウターで行けた登りが無理になってくるので,疲れもあって雑にシフトチェンジしてしまう。なんとかこらえて登り切る。PC6までは60km弱あるので,まだ1/4しか走っていない。またしても片側通行の信号に止められる。人気のない灯だけは点いている口羽駅の上を通過して国道375号線に入る。前回も走ったコースだが,眠気が襲ってくる。だんだんと頭の中に霞がかかったように思考力がなくなっていくのがわかる。だらだらと走っていて,力が入らない。後ろから抜かれるが追いつこうとする気力もわかず見送って,だらだらと走る。バス停に小屋があるのでちょっと横になる。10分ほどだけどちょっとだけましになったので再スタートして,やっと三次市街の灯が見えてくる。やっとPC6に着いた。あと100km。眠気覚ましに激強打破とリポビタンDを流し込んで,豚汁を食べて一息つく。

上下のセブンイレブンまでは30kmちょっと。前回は追い込んで超えられた吉舎町の峠は,インナーローでのんびりクリア。疲労でもう心拍数が120を超えるのも難しい。下って平坦になるとなぜか気力が湧いて足が回る。とはいってもそんなに長時間は持たず,5分ほど頑張っては10分くらいだらだら走るという一定ペースとは程遠い乱高下走りでPC7に到着。もう口の中が甘いのに抵抗があるので,ドリンクだけは麦茶にする。でも食べるのはアンパンとコーヒー。ついでにトメルミンを1錠。

上下からの下りは長い。快調に下って,府中市街に入ると信号は黄色の点滅状態。交通量はほぼ0。昼間とはまったく違う快適な状態で走る。福山市に入って,もうすぐPC8だと思っていたが,前回のコースから離れて9kmほど先にあった。疲れてくると目標までの距離の見積もりが短めになっていく。トメルミンかコーヒーのせいか胃がむかむかし始める。ライトのバッテリの警告灯も点灯する。PC8は食欲がないので,飲むヨーグルトだけで,ライトのバッテリ交換して再スタート。

100mにも満たない小さなアップダウンが繰り返される広域農道は,もうインナーに落として頑張らずにクリアしていく。下りの見通しが悪いので最大光量に切り替えながら走る。行きでは間違えた十字路に入って,やっと終わりが見えてきた。新倉敷駅を通り越して受付のホテルで受付してゴール。

次走はBRM428四国400km。今回よりも600mほど累積獲得標高が増えるが,知ってるコースなので気楽に走れる。

BRM310倉敷300km

午前5時スタートなので,午前4時にホテルから出発して駅北口に。具体的な集合場所がいまいちわからないが,ブルベ参加者くらいしかいない駅前だと赤色灯ですぐにわかった。受付と同時に車検も済ませて,通行止め箇所と迂回路の説明のブリーフィング。BRM212高知の時は雪が降って底冷えを感じたが,今日はそこまで寒さはない。靴下に貼ったカイロがちゃんと効いている。ブルベカードに捺印してもらってスタート。80人エントリーの大人数ブルベなので,テールライトの列が連なる。倉敷大橋を渡り終えて,郊外に抜けた頃から集団を抜け出して単独で走る。風もほとんどなく,ほとんど分岐のない道なりに2時間ほど走って通過チェックのファミマ。

府中市に入ってから信号が林立して,片っ端から止められる。なんとか市街地を抜けて,国道を離れて川沿いに北上する。今日のルートの最高地点に向けて登りが始まる。ゆるいのでアウターで廻せる。とはいっても登りには違いなく平坦よりも力が必要で,徐々に汗ばんでくる。ところどころにある気温計は-2度や-1度を示しているのに暑い。インナーキャップを脱いでおけば良かったと思ったが,足を止めたくなかったので,ジャケットのファスナーを下ろすだけで走り続ける。頂上を通過して,もう一度登ったところでPC1のセブンイレブンに到着。ちょっと腹が減ったので,アンパンをコーヒーで流し込んで,インナーキャップとネックウォーマー脱いで再スタート。

上下町の商店街はひなまつりのイベントで,観光モードなら写真撮るのだろうが,ブルベ中はそういう気分にはならないのでそのまま通過。細かな登りはあるものの,基本的には下り基調になっているが,感覚的にはほぼ平坦路を進んでいくと,街が開けて三次市街に入る。三次駅前を右折してPC2のファミマに到着。空腹感はあまりないので,ボトルに水を補給して再出発。ここから三江線沿いに走る。江の川沿いの下り基調なのだが,1車線で路面が悪い。路肩には雪が残っていて,途中には伐採や折れた枝がちらかっている箇所があった。県境をまたぐ峠を越えてブリーフィングで話があった通行止め箇所で江の川の右岸に渡る。通行止めになるのももっともな大規模な地すべりのような跡があった。ところどころ「宇都井駅」という看板があって,観光地としてそれなりに有名らしい。あと少しで宇都井駅というところで,先頭とスイッチする。折り返しの宇都井駅に到着。

さて,ここから階段登りなのだが,クリート付きのシューズのまま登る。歩きにくいのだが,特に問題なくホームにたどり着き,ノートにメッセージは「チャリで来た!」と書くしかないでしょう。お腹が空いたので,駅前で売ってた饅頭6個買って,その場で買って食べる。あとでツイッターのTLで知ったのだが,大阪で作られた饅頭だったらしい。薄皮饅頭,豆大福,南瓜餡饅頭2個ずつの計6個詰め込んで再出発。

国道沿いはトンネルがあるが,路面がいいので登り基調のはずが楽に走れる。PC4は先程のファミマだが,スタッフによる有人チェック。でもボトルの水を補給して,再出発。最高地点への帰りのルートは登りの距離は短くなるが,それでもきつい。追い込んでも疲れで心拍数はあがらない。感覚的には行きと同じくらいの距離があったような感覚でやっと登りきった。細かいアップダウンの後はPC5のセブンイレブン。登りで追い込みすぎて食欲がわかない。店員さんに「もう宇都井駅まで行かれたんですか?」と聞かれる。反射ベスト来た自転車乗りが大挙して押しかけたら,そりゃ不思議に思うよね。普通のひとから見れば,この店から三次駅に行くとことや,倉敷駅からこの店に来ることが信じられない話だろうな。「がんばってください」と言われたので「ありがとうございます」と礼を言って再出発。

最後の長い下りは山陰になっていて,気温は9度となっているが体感温度は0度くらい。下り終えると川沿いに逆風が吹いている。ゆるく下っているのだが,逆風なので±0よりも若干マイナス。しかも川沿いということもあって小さな虫が飛んでいる。日が傾いてアイウェアを外したいのだが,虫が飛んでいるので外せない。こういう時は明るめの調光レンズが欲しいのだが,Rudy projectの最近の製品はそういうレンズが出てない。

府中市に入ると信号地獄に加えて,道路が車で一杯。大型車が多くて気を使う。なかなかペースが上げにくい。信号地獄を抜けてPC6のファミマに到着。あと2時間くらいのはず。再出発して県道に入ると片側一車線しかないのに,大型トレーラーが追い越しをかけようとする。さすがにやばいと思って歩道に飛び上がってやり過ごす。どこまで車にうまく抜かれるかを後ろを確認しながら走り続けて,やっと倉敷市に入る。倉敷大橋を渡って最後の3km程を後続車に気を使って,路地の歩行者を気にして走って,やっと倉敷駅南口に到着。ゴール受付を済ませて,そのまま輪行できるのは駅前ゴールのメリット。

次回は3週間後のBRM331倉敷400km。前半のアップダウンと登りで無理せず,始発電車に間に合うペースを目標で。

 

RM1200 Clover Hokkaidoエントリー

あっという間に満員になったRM1200 Clover Hokkaidoになんとかエントリーできた。

300km×4の行程なのでトラブルさえなければちゃんとホテルで寝られるはず。土地勘はないが,四国300km×4のような過酷さはないんじゃないかな。

スタート前日午前中に羽田発千歳着で帯広までJR。ゴール後の午後に帯広発羽田着にした。自転車は西濃カンガルー自転車便で送る予定。四国から北海道だと人間の移動もカネかかるし,自転車送るのも結構かかる。今年のブルベ遠征は倉敷シリーズ2本とこの北海道だけにしておこう。

BRM212高知200km

朝から雪が舞う200kmブルベ。持てる限りの極寒仕様で身を固めたが,それでも足先と手は冷たかった。

上半身は,ファイントラックのアクティブスキン+モンベルのジオラインサイクルアンダーウェア+CraftのWind Breakアンダーウァア+腹と背中にカイロ+Goreのジャケット。

下半身はGoreのWind Stopperビブタイツ。

グラブはファイントラックのインナーグローブにkabutoのWPG-2+カイロ。

靴下はファイントラックのスキンメッシュにRiveloのウールソックス+つま先に貼るカイロ上下+プレミアムシューズカバー。

頭はGoreのWind Stopperキャップとパールイズミのイヤーウォーマ,首にはBuffのフリース裏地タイプ。

路肩には雪が薄っすら積り,路面はウェットの状況。集合時間からスタートまでの時間寒くて仕方ない。スタートして市街地は信号や二段階右折で時間がかかる。市街地を抜けて橋にかかったところで橋上が凍っていた。やばいと思いながら走って下りに差し掛かったところで派手に転倒した。右半身を路面にぶつけたが,骨折はない。自転車もチェーンが外れただけで問題なさそうなので,徒歩で橋を渡りきって再スタート。

南国市に入るころには路面は乾いていて,信号も減り,よく知っているルートなのでペースがあがってきた。とはいえ落車の後にetrex30のマウント部分が緩んでいるのを治そうとした時にサイコンのマウントに手をぶつけて折れてしまったので,パワーも心拍数もスピードも見えなくなった。腕時計はグラブに隠れて見えない。自分の感覚だけで走るしかなくなった。西風が吹く予報だったが,期待していたほどの風ではない。

PC1に予定通りの時間に到着。スピードメーターも時計も見ないで想定時間通りに走っているので,冬場ほとんど乗っていない割には走れている。ほぼ平坦で追い風という条件のおかげだろう。

国道55号線に戻ったあたりから雪が舞い始めて,ちょっとやばいかなと思ったが大したことはなく,風向きも逆風にはならず走れる。甲浦を過ぎて徳島県に入ったあたりから,上りが増えてきてペースが落ちてきたように感じる。その感じがやる気をみるみる下げていく。しかも太ももが攣りそうになってきた。やる気が削れてめんどくさくなって,インナーギアを使うのがめんどくさく感じて結果としてアウター縛りで走っている。しかもレバーの調子が悪くてたまにシフトアップが出来ずに空振るのがさらにやる気を削る。

相変わらず,ローソン牟岐町中村店が遠く感じる。とはいえこれまでは膝痛,アキレス腱痛があったのに比べれば肉体的には大したことがない。だらだら走ったつもりだったが,時間的には予定通りに到着。今回は昼間だったので,前回の夜中の店員さんはいなかった。

再スタートしてからもだらだらと走って,いつも気が付かずに通り越してしまう星越峠も通り越し,やっと阿南市に入る。しばらくして市街地になってくると一気に交通量が増え,信号も増えて辛くなる。前回までは阿南市を抜けて小松島市に入ると国道55号線に戻って徳島市に入るコースだったのだが,今回は小松島市中心部を通過するコースになった。国道55号線は交通量が多いが,なんとなく最後の力を振り絞って走ればいいという単純なコースなのだが,今回は市街地で交通量も信号も分岐点も多くて頭を使って疲れるコースだった。見知らぬ道をGPSの指示通りに引きずり回される感覚が辛い。やっと国道55号線にたどり着いて,知ったルートでやる気がちょっとだけ出る。ゴール受付を済ませて,急いで徳島駅に向かうが3分差で特急に乗れず。輪行の最後の袋に収めるのがいつまでたっても進歩しない。寒い中駅で1時間待って帰ったが,帰りの自由席はほぼ満員。デッキに置いておいた自転車が心配だったが,壊されることもなく無事帰れた。

次回はBRM310倉敷300kmの予定だが,3月上旬の中国山地も今回と変わらないような寒さのような気がする。雨が降らないことを祈る。

 

 

2018年のブルベ参加予定

2018年のブルベ参加予定。

BRM107近畿300km神戸

BRM212近畿200km高知

BRM310近畿300km倉敷

BRM0311四国200km観音寺

BRM331近畿400km倉敷

BRM0428四国400km伊予

BRM0519四国300km伊予

BRM0622四国600km西条

BRM915近畿600km米原

BRM1007四国200km新居浜

8/18 RM1200音更

AR四国とAudax近畿でSR,北海道で1200走ってPBPのプレレジと航空輪行体験。

今年の台風を考えると,BRM915の代わりにBRM609川西600kmかBRM901上越600kmのほうがいいかも。

AR四国の5本のブルベで,BRM0428四国400km伊予はボーナスステージ。累積獲得標高が4000m弱,今年の400kmブルベが7200mだったので大幅に改善。アウターだけでも走りきれる。夜スタートの眠気,時期的に夏日になる可能性,GWなので足摺岬周辺に観光客がたくさんいそう,内子町から伊予市への国道56号線が大型車が多いくらいがハンデ。松山空港松山駅からスタート地点は10km程度で,県外の人も速い人ならゴール後泊まらず帰れる。

BRM0519四国300km伊予は累積獲得標高5100mでAR四国らしいコース。スタート直後に前菜的に三坂峠登らされて,その後細かい登り返し繰り返す下り基調の後,平均斜度9%9.5kmと8%11kmの2段階の登りが待ってる。四国カルストを通り抜けて,最後の郷の峠は登りよりも下りの悪路が問題。夕焼け小焼けラインで夕焼けを見せるために深夜スタートなのだろうな。

BRM0622四国600km西条はスタートからいきなり44kmで1670m登らされる。瓶ヶ森UFOラインは晴れてれば絶景なのだが,梅雨真っ只中の時期でそれは望み薄だろう。その後笹峠山を登らされるのだが,ここは登りもキツイが下りの悪路ぷりがひどい。その後はBRM0428を逆に走るようなルートなので平坦基調。この区間で時間稼げば,400km地点の四万十市でベッドの上で寝られるはず。国道439号線を走って,杓子峠,その後も名前はないが2本の登りを登らされて,寒風山トンネルからの残り20kmは下りなのでなにもしなくてもゴール。累積獲得標高9200mなので,「オレ,BRM0622をクリアしたらSR600四国山脈を走るんだ」。

BRM1007四国200km新居浜が一番エグいコースかも。200kmで累積獲得標高4700m。スタートからいきなり登りの後アップダウンの繰り返し。補給地点が土佐町と道の駅木の香くらいしかない。自動販売機もあまりない。ラスト18kmが下りなので実質182kmということだけが救い。

 

ブルベが終わったら

洗濯と洗車が残っていたのだが,やっと終わった。前輪のスポーク1本とニップルの塗装が剥げて,後輪はタイヤにえぐれた痕が1カ所。雨の中走ったので,明日ショップに持ち込んで,グリスアップしてもらう。

SGX-CA500で走行ログはとっているのだが,ファイルサイズが大きすぎでCyclo-sphereがアップロードを受け付けなかったので,etrex30xjからログを切り出してStravaにアップロード。

veloTONE+シールスキンズが2時間で水没するとは思わなかった。寒さを気にしなくていい時期だったから,速乾性の靴下だけで走った方が良かった。

極厚パッドのBG GELは雨で染料がしみ出して手が汚れたくらいで,手のしびれなどがなかったのはちゃんと仕事した。握りが太くなってブレーキレバーが遠くなるってこともなく,親指と人差し指の間が擦れることもなかった。

OTIONは雨でも剥がれることもなく,ブレーキレバーが指先でしっかり握れるのでコントロールに専念できた。ブラケットからもブレーキレバーに力が入れやすい。

Vipro'sの新製品Blue-noを使ってみた。雨の中200km+その後100kmはオイル切れすることなく走れた。muonよりも汚れは少なかった。muonよりもチェーンはチャラチャラいうのは仕方ない。音は走行抵抗と関係ないらしいので,気にしなくなるまでの慣れるしかない。四万十市でもう一度注油して,ゴールまで行けた。持ち運び用のミニボトルじゃないと堅すぎて注油が難しいのだが,持ち運び用はボトルが柔らかすぎて滴下する量が多めになってしまう。ミニボトルだと2回分しか入らなかった。

来年はPBPのプレレジストレーション狙いで1000kmブルベ出走するだろうから,次は300+400+300くらいに分割して2泊したい。野宿じゃなくてちゃんと布団の上で寝るのは大事。

 

BRM1006 徳島1000Km

四国の外周をぐるっとまわってくる徳島1000km。同日開催の岡山や広島が四国カルストや祖谷といった四国の山岳地帯を通過して,最高標高が1500m近い山を越えるのに対して,近畿は海岸沿いなので最高標高が300m足らず。それでも累積獲得標高は8000m超える。ゴール後の受付が眉山山頂で最後の最後に平均斜度8%超の3.5kmのヒルクライム。コースとしては前半600km後半400kmに分割して,四万十市にホテルを予約した。本当は後半も安芸市から室戸市の間でホテルをとってゆっくりしたいのだが,月曜日の午前中には徳島にゴールしないといけないので,前半を32時間くらいで走ればホテルでゆっくり休めて,後半はなんとか押し切れるだろうという目論見。

装備としては,ブレーキレバーにOTIONブレーキレバーグリップを貼り付けた。マイクロファイバーの感触が心地よく,雨にぬれてもレバーが滑らない。サドルバッグにおにぎりリフレクターをつけて後方からの視認性を上げた。

ドロップバッグを使わず,持ち物としてはVolt1600を2つ,Volt800と交換バッテリ3つ,Pioneer SGX-CA500の給電用モバイルバッテリを2つ,Garmin etrex30xjにはリチウム電池を入れて予備用にエネループ4本,テールライトにOmni5を2つと交換用エネループ4本。

ウェアは雨用にNanoflexのショーツとニーウォーマー。シールスキンズのソックスにvelo TOZEのシューズカバー。モンベルのサイクルレインジャケット。上着はCraftのインナーにrericのジャージ,R×Lのアームカバー。グラブはいつもならGIRO ZERO IIだけど,今回は長距離ということでパッドが極厚のSpecialized BG GEL GLOVE。サドルバッグには交換用のrericのビブショーツと靴下,カンパのアンダーウェアを入れておいた。

前日夜に徳島入りしてホテルにチェックイン,追加料金払って昼過ぎまでホテルで横になっていた。雨予報になっていたが,ホテルを出るときにはまだ降ってなくて,藍場浜公園で受付した後で振り始めた。ブリーフィングはあっさりと終わりスタートする。徳島市内から吉野川を超えて鳴門市に入るまでは路側帯も広くて平坦で走りやすい。その後は細かいアップダウンが始まり,片側一車線しかなくしかも信号は挟まりだしてペースが上がらなくなる。それでも平坦だと時速30kmが出てるので,フロントギアを換えてケイデンスがあがった効果が出ているようだ。前は52×36T(±2)だったが,50×34T(±3)になったので,上下死点が軽くなって抜けがよくなった気がする。快調に走っていたが,香川県に入った頃から雨が強くなってetrex30xjの画面が見づらくなって,ちょうど分岐点をミスコース。幸い早めに気づいたので,被害最小限でコース復帰して後ろから追い抜いて言ったグループを目標に走ってPC1に到着。この頃にはシューズカバーも防水ソックスも役に立たなくなっていた。せいぜい2時間くらいしか持たなかった。

PC1を過ぎてしばらくすると雨が弱まり,琴平を抜けるころには風も微妙に追い風気味。観音寺市に入って豊浜で祭りの山車行列で交通制限にかかる。2車線のうち1車線を山車が通っているので交通制限するのはわかるけど,暗闇に反射ベストも着ずに緑色のニンジン降っているのは交通整理としてはダメだろうと思う。大して時間はとられず,愛媛県に入る。県境を越えて出迎えたのはラブホの豪華絢爛なネオンだった。香川県側がひっそり暗いのに,川之江ではサーチライトやライトアップされたオブジェはあるわ,豪華なお出迎えにちょっと苦笑。土居から新居浜への峠を越えて,新居浜市内への道は,今年のBRM0507では強烈な向かい風だったのに今回はゆるく追い風の中PC2に到着。

PC2からも風向きは変わらず,体調は良いまま,濡れた足元だけが気になるだけ。西条市を抜けて今治市に入り,PC3に到着。今日中に松山市にまでいけるかなと思って走っていると,ちょうど松山市内に入った頃にお腹の調子が悪くなってきた。ファミマがあったので,トイレを借りて,濡れた靴と靴下を乾かすために,タオルを買って靴につっこみ,靴下を包んで脱水。ちょうど日付を跨いだ頃からしばらくダラダラ時間をつかう。力を入れられないのでゆっくりと松山市内を抜けた頃に眠気がやってきて,伊予市の手前のファミマでコーヒーとシュークリーム買って,店の外にあるベンチで横になる。再出発するが,夕やけ小やけラインを走っていても眠気が抜けず,ベンチを見るたびに横になる。通過するライダーの話し声で起きて走り出すが,また眠気が襲ってベンチを見つけて横になるを4回繰り返して,やっと佐田岬への分岐点に到着。

半島の尾根伝いにたかだか200m強のアップダウンのはずなのだが,まったく進まない。眠いのと力がいれられないので嫌になってくる。それでも前に進むしかないので,積算距離が増えるのだけを楽しみに走って,やっと三崎への下りに入る。下りきって通過チェック佐田岬はなはなに到着。営業前だったので写真だけ撮って折り返して,ローソンで朝食をとる。イートインスペースがあったので腰を落ち着けて,ご飯を食べていると力がでてきたような気がする。やる気がでてきたのか,コースレイアウトの問題か佐田岬の折り返しは行きと比べると天と地ほど違う。どんどん進む。保内から八幡浜に抜けてPC4に到着。有人チェックだったので,レシートはいらないのだが,せっかくみなっとに来たので石窯ピザを食べて,再出発。

気温が上がり始めて,また辛くなってくる。西予市のローソンでドリンクかって駐車場に座り込んでしばらくうつらうつらしてた。再出発するが道路が狭くそこそこ交通量があるので,神経使いながら走る。持参していたChallengerがなくなったし,もう味に空きていたので,ローソンでいろはす塩レモン味を飲んだら神のドリンクの一歩手前くらいハマった。Challengerはカロリーとれるという点ではいいんだけど,水にうまく溶けず粉のまま残ってしまうのと,一袋が大きくて数持てないのが問題。気温が上がりジリジリと焼きつけられてる感じ。国道56号線を走り続けるだけなので道に迷う心配はないのだが,気温の高さと繰り返す細かいアップダウンで走るのに飽きてくる。やっと宿毛市街の看板に出会えて,PC5のローソンに到着。夕方なので,ご飯には早いけど,この後は四万十市に到着するまであまり補給地点がないので,ここで弁当食べておく。時間を計算すると22時前には四万十市には着けそうなので,ちょっと安心した。

フォトコントロール足摺岬を目指して再出発。60kmくらいなので3時間くらい頑張ればいいはずなのだが,その3時間が長い。ちょっと頑張ったところでもう時速30kmを出せるのはせいぜい2分位。だらだらと速く走る方法はないものかと虫の良いことを考えながら,積算距離と積算時間を見ながら走り続ける。だんだんと日が沈み,土佐清水市の市街地を抜ける頃には真っ暗になった。この先に足摺岬は本当にあるのかと疑いが浮かび始めたころに,結構きつめの登り坂が登場し,久しぶりにインナーにギアを落としてのんびり登る。大きめの建物が見えてここが足摺岬ということがわかったが,四国最南端の碑はもうちょっと先。観光客が暗闇の中出歩いているので気をつけながら碑にたどり着くと,地元のお祭をやっていた。明らかに場違いな格好の者が自転車と碑を撮影している姿はどう見えているのだろうかと思いながら,さっさと撮影を終えて再出発。地元の婦人会がうどんを100円で売ってたので食べたらよかったかなと思ったけど,なんかいたたまれない気持ちだった。

キューシートでは「この先ジャングルのような道」と書かれている以布利のポイントに入る。暗闇なのでジャングル感はいまいちない。ブライドコーナーだらけだし,路面状態もいまいちよくないので,余裕をもって走って通り抜ける。こんな道沿いにも民家があるのにちょっと驚く。海岸沿いの道から川沿いの道に変わり,トンネルを抜けてやっと四万十市に入る。四万十市に入ってからもしばらく四万十川沿いを走らされて,やっと街あかりが見えるようになってきた。時計を見ると21時過ぎになったので,佐田沈下橋を通過するのを諦めて手前でホテルに向かう。ローソンで晩飯買って,ホテルで輪行袋に詰め込みチェックイン。Volt1600,モバイルバッテリ,iPhone,SGX-CA500を充電して,Volt800のバッテリを交換して,晩飯食ってボトルとジャージとアンダーウェア洗って,風呂入って目覚ましセットして寝る。

朝4時半に目覚まし時計に起こされ,洗っていたアンダーウェアとジャージを着て,ビブショーツと靴下は交換,ホテルをチェックアウトして元のコースに復帰したのが5時半前。そこから佐田沈下橋を目指すが,河川敷コースがわかりづらく,本当にここであっているのか不安になりつつ走り続ける。川沿いの一本道になってからは迷いがなくなって走ると佐田沈下橋に到着。6時過ぎで明るくなっているからいいものの,真夜中には通りたくない沈下橋沈下橋を抜けて川沿いを通るが,そこそこの交通量が朝からある。だらだらと走っていると,後ろから猛スピードで追い抜かされた。心のスイッチが入って,目標として追いかける。朝から30km/h超はきついなぁと思ったが,時間の節約のためと思って,追いかけ続ける。登りでは離され,下りでは少しだけ距離が縮まる。30km以上なんとか付かず離れず走れて,江川崎を通過し,PC6雪の宿への市道に入る。最後の苔むしたコンクリート路面では後輪がずるっとすべってちょっとヒヤッとしたりしたが,看板通りになんとか到着。

雪の宿ではバーベキューが始まっていて,楽しそうだったが,じゃこ天とトマトを摘んで折り返しに入る。道の駅西土佐が開いていて,ここのいちご羊羹食べたいなぁと思ったが,一竿まるごと買っても困るのでそのまま通過。行きよりも多くの参加者とスライドして走って,何度か後ろから抜かれたが,行きのようにはうまくいかず目標にするものの引き離されるだけで,ちょっとオーバーペース。バイパス分岐で迷って戻ってきたひとと一緒にだらだら県道を走ってPC7のローソンに到着。

朝食抜きだったので, 親子丼とヨーグルト食べて再出発。次のPC8までは112kmあるので,四万十町の看板の残り距離が減るのを見ながら走る。黒潮町から太平洋沿いになるが逆風気味でちょっときつい。途中で「海の王迎駅」の看板を見て,「ポセイドンでも召喚するのか?」とか思いながら,きつい日差しの中走る。道の駅なぶら土佐佐賀で鰹のタタキを食べようか悩んだが,下り坂でスピードが乗っていたのでそのまま通過し,片坂の登りで苦しめられながらやっと四万十町に入る。ちょうど昼飯時だったので道の駅あぐり窪川に寄ったが,レストランは満席だったので,豚まんとだし巻き卵だけ買ってベンチで食べる。去年のBRM319とBRM409では真夜中だったので,真向かいのローソンでしか食べられなかった。昼間の七子峠は気持ちよく下れるコースで,太陽の下で走るのはいいなぁと改めて思った。下って中土佐町に入るが,観光シーズンだし満席だったら時間のムダだから,鰹をあきらめてそのまま国道を直進して須崎市に入る。

須崎市を昼間に走るのも初めてで,鍋焼きラーメンの店に並んでいる人が結構いたり,須崎港の木材置き場の様子を見ることができた。夜中の住友セメントの工場は結構神々しい感じに見えるが昼間はそうでもなく,浦ノ内湾はきれいだった。土佐市に入って,黒潮ラインになると風は追い風になる。一気にペースがあがるが,今度は自動車が結構多くて,信号待ちの列に捕まる。仁淀川を越えて,高知市に入って,目印となる病院の看板が見えた。左折してPC8のファミマに到着。イートインが広くて冷房が利いていたが,晩飯には早いのでフラッペだけ飲んで再出発。安芸市を目指す。

安芸市はフォトコントロールの野良時計があるが,その手前に国虎屋がある。去年のBRM501では寄れなかったが,今回は間に合うようにペースを上げて到着した。店名を冠した国虎うどんは白味噌仕立てで酒粕とすだちが利いていて,もちっとしたうどんは他にはない味。ちょっと塩辛かった。野良時計にはなんとか日があるうちに到着して,撮影完了。時間的には多少余裕があるので,近くに日帰り入浴施設がないかと探してみたら,田野町にあるたのたの温泉が閉店時間までにはなんとか間に合いそうなので,奈半利川の手前を曲がって温泉に到着。汗でベタベタした身体を洗ってさっぱりした。

再出発してしばらくすると左アキレス腱が猛烈に痛みだした。温泉が原因なのか,よくわからないがとりあえず薬局はすでに通り過ぎたので,室戸市までいかないとなさそうだ。ケイデンスをあげると足首を使う回数が増えるのでギアをあげて,ケイデンスを落として走る。室戸市との境界を越えても市街地まではかなりの距離があるので,痛みをこらえながら走り続けて,なんとか閉店前に薬局に入れた。ボルタレンテープを買って,室戸市最後のローソンで晩飯食べながら,アキレス腱を冷やしてボルタレンテープを貼って様子をみる。立ったり座ったりしても痛くないがペダルを回すと痛い。とはいってももうどうしようもないので,だましだまし走るしかない。

フォトコントロール室戸岬は,真っ暗闇で室戸岬らしいものはバス停に「室戸岬」と書いているので,それにした。そのちょっと先に碑と看板があるのを確認したのでそれらも撮影しておいた。BRM501のときは膝が痛かったが,今回はアキレス腱。膝が痛いと踏めなくなるので登りがきついが,アキレス腱が痛いとペダルを回すのが辛いので登りよりも平坦がつらい。なんとか東洋町を過ぎ,徳島県に入る。BRM501のときは暑くてつらかったから,今回は涼しくていいじゃないかと自分をごまかしながら,徳島県側の最初のコンビニのセブンイレブンを通過する。ここからPC9のローソン牟岐町中村店までが長い。しかもローソンも現れてくるのに牟岐町中村店はさらに先。やっとPC9たどり着いたら,店員さんに「なんかのイベントですか?」と聞かれて「ブルベです」と答えたら「これからたくさんくるんですか?シフトの人数がいなくて大変なんですよ」と言われる。「夜中にそんなに来ませんよ」とは言っておいた。一人シフトのようで大変そうだった。

残り70km弱なので4時間はかからないはず。そう思ってアップダウンを走っていたら,急激な眠気に襲われる。バス停のベンチも東屋もなく,どうしようかと走り続けていたら,道の駅日和佐にたどり着いた。ちょうどいいやとベンチを探すと先客がいたので,離れた喫煙者用のベンチで横になる。肌寒さは感じたもののあっという間に眠りに落ちた。

目覚めると寒い。疲れもあってか体温が上がりにくくなっているのだろうか。日和佐からちょっと走ったところにローソンがあったので,ホッカイロを買って貼り付けて走り出す。しばらくすると温まってきた。相変わらずアキレス腱は痛いけど,なんとか進み続けている。星越峠も問題なくクリア。阿南市に入って空腹を感じたので,ブリトーとコーヒーでちょっと休憩。新聞配達が始まっている時間になったので,朝5時に眉山は無理だなと思いながら,再出発。

徳島南バイパスに入って,しばらくすると路面が荒れだす。振動でアキレス腱が痛むので嫌なのだが,逃げ場なくアウター×トップで踏むしかない。ラストだと思って走っているが意外と徳島市まで距離があった。BRM501の目印だったスタバを通り過ぎても,まだ距離がある。国道55号線からわかれて市道に入ってからもこんなにというくらいの距離があった。ミニストップを見落としていないかちょっと不安を覚えたくらいの距離があったが,なんとかゴールのミニストップに到着。ゴールまでの時間の計算が分からないくらい知能が低下している。

ラスト3.5kmのヒルクライム。序盤はまぁまぁの傾斜だが,途中で15%のコンクリート路面がでてきてヤバイと思った。しかも15%で感覚が麻痺しているので8%が平坦に見える罠。ハンドルにしがみついて走り続けてやっとかんぽの宿に到着。ゴール受付完了。今年のブルベは終了

 

The PEAKS Round 4 奥多摩

輪行警察に見つからないように新幹線と中央線最後尾に自転車を置けた。福生駅前の東横インにチェックイン。翌日の装備一式を並べて忘れ物がないか確認。問題ないことを確認して,22時にモーニングコールセットして寝る。22時に起きて,ホテルの隣のコンビニで弁当と補給食と水買って出発準備。弁当食べ終わって,シャワー浴びて着替える。ホテルを24時に出る。輪行装備を解除して出発したのが24時15分。

福生駅からスタート地点の小菅村まで約50km,予定では3時間くらい。青梅駅前くらいまでは信号機が並木のようにあって,平均12km/hくらいでしか進まない。青梅駅を過ぎると,信号の数が減って走りやすくなる。ほぼ中間地点で最後のコンビニになる古里駅前のセブンイレブンに2時前に到着。コーヒーといなり寿司で小休憩。2時前に再出発予定では3時過ぎに到着予定なので予定通りといっていい。奥多摩駅を過ぎた頃から傾斜があがってくる。とはいっても脚は新鮮なのであまり気にすることなく登れる。奥多摩湖が見えてくるとまた平坦になる。奥多摩湖を左手に見ながら走って,玉川キャンプ場が見えた頃から登りがきつくなる。脚を使わないようにゆっくりと登って小菅村役場前を左折して道の駅こすげへの最後の登りはダンシングじゃないときついくらい。3時20分にスタート地点に到着。

受付をすませて,タグとリストバンドに参加賞のバッジとステンレスマグを受け取る。補給食とドリンク粉末,アミノ酸パウダーをポケットに入れた後に,荷物をクロークに預けて車検を受けてスタート地点に自転車を並べて準備完了。

194kmで累積獲得標高6176m,制限時間13時間37分ということで200kmブルベとほぼ一緒なので,平均15km/hで貯金借金を計算しながら走れば,6km分=24分+7分の31分追加がある。

気温16度で肌寒い。熱海の時もそうだったがジレだと肩が冷える。今回は完全に夏装備なのでアンダーウェアも1枚しか着てない。予想だと最高気温26度くらいで夕方でも20度くらいなので昼まで耐えればいいはず。

スタートは今川峠組と松姫峠組の交互にスタート。今川峠組の2番手スタートで最初は少し下って,今川峠への登り。3km10%くらいの登りなんだけど,まだ序盤なのでわりと苦にならずに登っていける。背後からゴー,ゴーという音が聞こえるのでディスクホイールかなとおもったらファットバイクだった。あっさりと追い抜かれて,下りに入る。下りではファットバイクの姿が見えていたが,登りに入ると徐々に離されていった。柳沢峠への登りは序盤が緩斜面で徐々に傾斜がきつくなる17km。パワー見ながら走っているので,さぼっているわけではないが,速度の遅さにじれてくる。長い登りなので,集団はバラバラになっているので独走状態が続く。距離計の数字が増えるのを見ながら進んで,柳沢峠に到着。AS1があったが,水は足りているのでそのまま通過。

柳沢峠からの下りは道も広く眺めも良くて気持ちよかった。ただし気温10度。足先がちょっとしびれるくらいの寒さ。この寒さにジレも着ずに下れる人の身体はどうなってるんだろう。9km下って,分岐点の看板を見落とさず曲がって,上日川峠への登り。

1車線しかなく平均10%近い登りが8.5km。1車線しかないわりに車が通るので,ちょっと神経を使う。ここまでの下りで身体が冷えて,急傾斜で力を入れると太股が攣る気配がし始める。芍薬甘草湯はたっぷり持っているのだが,何度も飲むものではないので,とりあえず頂上までは我慢しようと,ゆっくりと登っていく。登り終わってAS2のロッヂ長兵衛に到着。ここまで3時間。平均時速15kmに少し足りない。

ダブルボトルの真水の方をスポドリに移し替えて1本を空にする。この気温なら身体にかける水は必要ない。手持ちのシリアルバーを食べて,アミノ酸芍薬甘草湯を飲んで再出発。上日川峠の頂上まではまだ1kmほどあって,さらに少しの下りと登りを挟んで,本格的な下りまでは4kmほどあるのだが,ここでの少しの登りがつらい。精神的に辛くて,1kmちょっとの登りが終わらないじゃないかと思えるくらい長く感じる。

つらい登りが終わると下りなのだが,13km以上続く下りも辛い。しかももう登って来ている人がいる。下りきって8時過ぎにST1に到着。トイレを済ませて今度は上日川峠まで17kmの登り。登りでは下りの人たちとすれ違う。その中に松姫峠スタート組がもういる。10時前にAS2に戻ってきて,カレーに塩むすびを入れて流し込む。アミノ酸をコーラで流し込んで,オレンジで口直しして,水を補給して再出発。

8.5km下って,柳沢峠への登り。ループ橋の途中で後輪の感覚が変わったので,観てみるとスローパンクしている。路肩が狭い箇所が多いので,ゆっくりと路肩広めのところで作業していると,スタッフのひとたちに「リタイアして乗っていくかい?」と冷やかされる。せっかく貯めた貯金を吐き出してしまうが,まだリタイアするには早すぎる。とはいっても焦って1本目のチューブのバルブをへし折ってしまってやり直し。残り1本しかチューブがないので,慎重にまずはタイヤの内側に異物がないか確認し,チューブをはめて,噛み込みがないか左右を確認,CO2ポンプのバルブがちゃんと締め込まれているか確認,と入念に確認を重ねて今度はミスなく作業終了。慎重に作業したために,もう松姫峠組にも抜かれている。リストバンドが今川峠組は黄色,松姫峠組は水色と色分けされているので,自分が遅れていることが今川峠組には分かる。ちょっとだけ一緒になった松姫峠組のひとは20歳で初参加だそうで,まだ若いんだからヒルクライムとかクリテリウムとかもっと競い合っておいて,年取ってからこんなマイペースで苦しむイベントにしたほうがいいよとおっさんくさい話をしてしまう。とはいえ一緒に走ると気が紛れてありがたい。柳沢峠はそのまま通過。後でアイスクリームが食べられると知ったが,借金背負って走っているからそんな余裕はない。おおよそ20分の借金。

昼前になって観光客などが走るようになっていて,ちょっと気を使って走る必要が出てきた。丹羽山村役場の看板で右折して今川峠に向かう。朝方には気づかなかったが,壁のような斜面が目の前に。もう脚が残っていないのでダンシングで這うように登って,その後の九十九折はハンドルにしがみつきながらやっとのことで4kmの登りをクリア。ちょっと下ってってところで,オーバースピードで後輪をロックさせて斜面に接触して転倒してしまう。後ろから来たDAHON乗りの方に「大丈夫ですか?」と聞かれて,身体の状態を確認して,骨折がないことを確認。擦過傷はあるが,自転車にはトラブルはなさそう。声かけてもらったおかげで,ショック状態から戻れた。礼を言って,松姫峠への登りに向かう。松姫峠は約10kmで6%弱の登り。1時間弱頑張るだけ。気温は25度まであがっているが,暑いってほどでもない。もう少しで松姫峠の頂上ってところでボトルの水が無くなった。なんとかST2松姫峠に到着。

下ってCP1の道の駅こすげに戻ると,スイカ食べ放題。コーラ,リアルゴールドを飲んで,オレンジで口直しして,スイカ食べ放題。10分ほど貯金残して再出発。

ゆるく下り基調で東京都に入って,奥多摩周遊道路へ。休日とあって信号前は自動車とバイクでかるく渋滞。片側一車線しかない上に,中央分離ポールがところどころ立っているので,登りを走る自転車としては後続の自動車にどうやって抜かれるかを考えなきゃいけない。自動車はわりと気を使って走ってくれてるが,それでも気を使うのはしんどい。どこかで人の叫び声が聞こえると思ったら,猿が山肌に群れていた。東京都でも猿はいるんだとびみょうな感心をしながら,道路沿いの距離看板を見ながら走って,14kmを超えたところでCP2に到着。まだ15時前なのでここまでくればほぼ大丈夫。

とはいってもST3への下りは5.5kmとそこそこ長く,だいたい40分くらいの登りかなと考えながら下る。ST3で最後のチェックを受けて登り返し。もうダンシングする体力もなく,ギアを変えるほどの余力もなくインナー×ローでペダルを回すだけ。積算距離と高度が増えることだけを見ながら走って,さきほど通ったCP2でオレンジ食べてコーラを飲んで気分転換。

あとは14km下って8km平坦だなと思って,下っているとゆるいコーナーで登り車線からバイクがセンターライン越えて飛び出してくる。やばいと思ってブレーキかけて左側に避けるが,バイクが止まらなければダメだなと覚悟したが,なんとかバイクが止まってギリのところで事故にはならずにすんだ。今日は踏んだり蹴ったりの日だなと自虐的に思いながらゆっくり下って,再び小菅村に入る。もうまともに走る気力もなく,後ろから来たひとたちに抜かれまくる。とはいっても,お互い完走できるので,「お疲れ様」と声かけあう。道の駅こすげの最後の登りだけはカッコつけてギアをアウターにいれてダンシング。ウェルカムシャワーあびてゴール。1時間弱の貯金。

フィニッシャーの記念品タオルを広げてというポーズ指定での記念撮影。フィニッシャーボードのサインは混雑していたのでパス。まだスイカ食べ放題だったので,スイカ1/4ほど食べて,医者に消毒してもらって帰路につく。疲れた身体であと50kmと考えるとちょっとうんざりする。

帰りは下り基調なので,快調に進んで1時間半で青梅駅前に到着。この後信号地獄が待っているし,青梅駅発の電車は多いはずなので,輪行に切り替え。20時にホテル着。20時間の長い一日が終わった。

 

第7回 石鎚山ヒルクライム

1ヶ月前の久万高原ヒルクライムでの凡走からの巻き返しを計るべく,タバタと高ケイデンス走を取り入れて,なおかつチェーンリングを52×36(±2)から50×34(±3)に変更した。死点が34T相当から31T相当に小さくなるのでケイデンスがあがるんじゃないかなと期待。

昨年は雨の中自走したので身体が冷えて動かなかった記憶があるが,今回は職場の同僚の車に同乗させてもらった。車だと1時間で到着。受付で参加賞としてレッドブルのノンシュガーをもらう。今年はレッドブルの配布サービスがないのか。しかし,第1回のThe PEAKSのときもそうだったが,参加者は砂糖入りが欲しいのにノンシュガーとは,レッドブルって意外とスポーツに理解ないんじゃないかという疑惑がある。

駐車場の場所取りのために早めについたので,自転車組み立てた後はやることない。7時までは車の中でだらだらと過ごして,7時になって駐車場がほぼ埋まったのでスタート地点に向かって出発。ゆるい登りでケイデンス高めにウォーミングアップ。

スタート地点から見ると,雨の心配がなさそうな天気だが一応用心のためにウィンドブレーカーとタオルだけを頂上行きの荷物として預けて,ウォーミングアップのマッサージを受ける。ひとにやってもらうと自分の脚が左右で凝り方が違っていることがわかって面白い。

開会式が始まるので,シューズを履き替え,他の荷物と一緒に預ける。9時になったので,スタート用のジェルを飲んで準備完了。40代の後半スタートの組なので,バイクラックのところから各カテゴリーのスタートを眺める。

スタート地点では割りと後方に並んだ。そこそこ抜かれるし追い抜きもするつもりの位置取り。5分間隔なので40代前半組がスタートしてもしばらく間があく。撮影用ドローンが低空で飛んで,羽音がうるさく聴こえるようになった時にスタート。スタートからはしばらく団子状態なのだが,前方の速い人達がいなくなると,集団の前方に位置してしまって,風よけになってしまった。しょうがないのでペースをあげて前の集団に追いつこうとするが,もう少しのところで鳥居を抜けてしまって平坦区間終了。

元ゲート地点から傾斜が急になるので,フロントをインナーに入れてケイデンスは高めを意識して220wを目安に走る。いままでは登りでケイデンス70rpmくらいだったのが,80rpmまであげて走れる。追い抜く目標には困らないくらいライダーがいるので,気分は盛り上がる。1stステージは登り区間約6kmなので2km単位で走っていたが,心拍数は170bpmくらいでケイデンス80を維持しながら走れてる。わりとあっさりと1stスタージを終了して下りに入る。ここまで約35分,後半失速しなければ70分切れそう。エナジージェルを補給して,給水ポイントに到着。去年はここで一気に身体が冷えてしまったが,今年は水をかぶるくらいの気温。とはいっても,久万高原ヒルクライムのような暑さにへばりそうというほどでもない。

この給水ポイントで再び混走状態になって,2ndステージに入る。最初に10%超えの急傾斜があるのだが,あまり苦にならずにペダル回せて登れる。さすがに後半になるとケイデンスが落ちてきて,上げられなくなってきた。あと2kmのところで法螺貝が聴こえてきて,ペースをあげようとしたところで太ももが攣りそうになる。やばいのでケイデンスだけを意識して登っていく。ラスト1kmということでラストスパートをしようとするが,もう腰を上げる気力がわかず,淡々と走ってゴール。

荷物を受け取って,コーラを飲もうと自動販売機でコーラを取り出そうと屈んだ瞬間に左右の臀筋が攣った。やはりギアの楕円具合が大きくなってケイデンスが上がったことで筋肉が慣れてない。

さすがに標高1500m近くになると走り終わった身体には寒いくらいでウィンドブレーカーはあってよかった。早く下りたいので,下り用の待機列に並ぶが結構待たされる。30分以上の時間をかけてゆっくりと下り,やっとスタート地点に帰ってこれた。

全身マッサージを受けて,痛気持ちよさに寝落ちしそうになった。マッサージが終わったときにはパンナコッタは全部食われてなくなっており,うどんのコーナーは長い行列があったので,残ったトマトとぶどうを食べてリザルトを確認。70分が切れて自己記録更新したことを確認して帰途に着いた。

登坂能力は去年並になっていることが確認できたし,機材の調子も確認できた。次走はThe PEAKS 4th round。机上の空論では完走できるはず。

久万高原ヒルクライム

先週両脚が攣って,その後筋肉痛(軽い肉離れ?)で結局大して追い込めずに本番当日。午前4時からアップルパイとあんこ餅の朝食って身体に悪そうと思いながら,カロリー補給は大事だから仕方がない。

一緒に出場する職場の同僚の車に乗せてもらって会場へ。三坂峠登ったときは霧が出ていたが,会場に着く頃には晴天で気温高くなりそうな雰囲気。ボールペンを忘れていたが,受付で借りれたので車検と受付は問題なく終了。天気が良さそうなのでウィンドブレーカーだけポケットに入れておいて頂上への預け荷物はなし。ボトルは氷入りの真水1本。

開会式終了後に,ポカリ1本とエナジーゼリーを飲んで,ウォーミングアップ1本。2kmほどケイデンス高めに回して終了。スタート地点に向けての下山に並ぶ。

グループの最後尾につけて自分のペースで下るけど,どうしても前との距離が詰まってブレーキをかける時間が長くなる。下りきった頃にはフロントリムは結構熱くなっていた。

スタート地点に並んだところ,救急車通過のために一端道路左端に寄せられるハプニングがあったが,たいした遅れもなくスタートが始まる。自分の番になったのでスタート。

スタートから最初5分は控えめにパワーメーター見ながら急傾斜箇所をインナー×ローでケイデンス抑えめに走る。抜かれても気にしない。5分経過したころからギアかケイデンスを上げて,緩斜面でパワーが落ちないように走る。3km過ぎからのほぼ平坦区間ではアウターに入れて走るが,去年ほどは速くない。「今年はダメかな」とちょっと弱気になる。平坦区間が終わって再び急傾斜が続く。今年はパワーダウンしているので急傾斜では抑えめにして,緩斜面で失速をしないようにしながら走る。

スキー場跡に近づいてきて,まぁまぁなペースで登っているが,やはり去年より遅い。本部テント前でだいたい5分遅れ。「ダメだなぁ」と思いながら,残り6kmからの急傾斜区間は抑えめにダンシングで越える。去年だとここらへんから周りに人がいなくなっていたが,今年は人が途切れず目標には困らない。やはり疲労からパワーダウンしてきて,目標の200wを下回りだす。頭から水をかぶって,気分を変えながらじわじわと登るだけ。

60分経過で残り2.5km。あと15分くらいのはず。もう500mごとの看板だけを目標に走るが力が全然でない。あと1kmというところでノッてる!ガールズのジャージに抜かれる。ノッてる!ガールズってイベントをゆるふわで走ってるわけじゃなかったのか。美川峰の看板を過ぎて,へろへろになりながら一応撮影用に下ハンにぎってスパートぽい体勢だけはとってゴール。

去年より30w出力低下して8分遅かった。今年はトップ層が厚くなっていたようで,60分切ってもトップ20には入れないくらいだけど,60分後半から70分前半はあまり変わりがなく,年代別の2頁目にはなんとか入れた。

自分の限界ぎりぎりを1時間維持し続けるヒルクライムは,事前に入念な調整をしないとタイム短縮できない。とはいっても心肺機能追い込み系トレーニングはつらすぎる。

あと1ヶ月後の石鎚山ではせめて去年並みに。

 

久万高原ヒルクライム試走

BRM0609が終わって,自転車をメンテナンスに出していたので1ヶ月以上乗れてなかった。400kmと600kmの雨の中を走った代償はかなり高くついて,ヘッドとBBの交換という悲惨な結果,おまけにシートポストまで腐食していた。先延ばしになっていたパワーメーターの基盤交換,通常のブレーキとディレーラーのワイヤー交換とそれに併せてバーテープブレーキブラケットの交換も積み重なり,トドメはリムも相当削れていたのでついでいホイールを新規に注文したら新品のロードバイクが1台買えるくらいになっていた。

先週末にやっとメンテナンスが終わって,久万高原ヒルクライムの試走に出かけた。ブルベ装備がないと,ロードバイクってこんなに軽いんだと実感。一方で久しぶりに乗る身体は重い。

一緒に久万高原に参加する職場の同僚の車に載せてもらったので,三坂峠を登らずにすんだ。スタート地点までウォーミングアップ兼ねて走ってみたが,ケイデンスが上がらない。身体がブルベ慣れしてしまってケイデンスと心拍数を上げずに走るようになってしまっている。

スタート地点らしいを通過したので試走開始。とはいえいきなりの急傾斜なのでここで頑張りすぎてはいけないので,ゆっくりと始める。230wくらいで登り始めるが,すでにインナー×ロー。200wを目安に登ろうとするとちょっと傾斜が急になるとローギアオンリーで選択肢がない。気温が高くて汗が止まらない。

平坦路に入ってアウターに切り替えても時速30kmでない。気を抜かないように頑張っているつもりでも,脚は回らない。平坦区間が終わって再び急傾斜が続く区間に入って,ダンシングを混ぜてみると,軽快に進むのだがみるみる心拍数が170後半まで上がってしまう。さすがにまずいのでシッティングに切り替えるとあっけなく失速。160wくらいまで出力低下。心拍数が下がるまではゆっくりと走るしかない。

心拍数が170前半に落ち着いたので再び頑張る。東屋を曲がって,スキー場跡地を通過するまで40分。残り距離を考えるとあと35分くらいかかる。傾斜がさらに急になるのだが,心拍数をあげたくないのでダンシングは最小限にして,急傾斜の最後の最後だけちょっとだけダンシングで越えて,緩斜面のスピードをあげようとするけど,焼け石に水くらいの努力にすぎない。

リフト跡を越えて,やっと森林限界が見えてきた。もう200wを維持するのも無理。心拍数だけは170を維持というかもう下がらない。美川嶺の看板が見えてきてラストスパートといってももう脚が残っていないので,形式的なダンシングだけやってみる。看板のコーナーを廻ってやっとゴール。やはり後半の失速がひどくて80分切るのがやっと。ゴール付近はガスっていて眺めはよくない。頂上でも涼しいというわけでもない。

帰りの下りは何回下ってもつらい。ホイール換えてブレーキシューとリムとの馴染みが出ていないのでコーナーでブレーキかけるたびに金属音が響く。自転車についているベルを遥かに上回る爆音。音がするだけでブレーキの効きは全く問題ないし,コントロールはしやすいので買って満足なのだが,この爆音は本番当日の集団下山では不評だろうな。

1時間強の間限界ギリギリに身体を追い込むということに脳の回路が切り替わってない。これから2週間でそういう練習すればいいのだろうけど,精神的にキツイ。機材そのものはなんの問題もなかったので,あとは人間の方の問題。