ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

ツールドにし阿波SSコース

午前4時受付開始ということなので,前泊してまだ暗い中会場へ。夏用の装備だとまだ肌寒いが,昼間は25度超えそうなので西山の登りを考えると最初の平坦は我慢でいくしかない。会場で歩いていると右足の感覚がおかしいのでシューズ裏を見るとクリートカバーがなくなっていた。なぜか右クリートカバーだけがなくなっていて,これで3度目。左側のクリートが外れにくくなっていたので両側交換の時期でもあったから,まぁいいやと自分を納得させる。

15分ほど前からスタート招集がかかって,スタート地点に集合。最前列は外国(台湾?)からの参加者が写真撮影。6時にスタート。この集団をどこかでパスしたいなと思っていて,一度は積極的に仕掛けたが,平地の巡航速度が足りずに失敗した。やはり私の脚では速さが足りない。その後2度ほどアタックぽい速度アップがあって,集団が分離した。去年とは違って大歩危から西祖谷の山間部に入る。標高差は600m弱でそれほどの山ではないのだが,平均6.9%なので楽ではない。

CP1の後山の登りが終わり下りきってからは,アップダウンを繰り返しながらゆるく登ってる12km。アップダウンの繰り返しが頻繁でリズムがつかみにくい。悪戦苦闘しながらCP2の栃之瀬小学校に到着。去年のブルベで一緒になった方がスタッフをしていたので,挨拶と今年のブルベについて話をして再出発。

ここからは先週の四国300kmと同じコースを走る。先週は眠気におそわれてくたくたになりながら走ったコースだが,今日はフレッシュな気分で走っているのでサクサク進む気がする。落合集落への分岐から12kmの落合峠が始まる。

昨年とは少しコースが変わっているが,登りが楽になったわけではない。今年はすでに登りの走り込み十分なのでコンディションとしては万全のはずだが,やはり中盤からギアがなくなる。急傾斜部分ではダンシング交えながら,ロークロスを活かしてこまめにギアを変えながら走る。もちろん遅いので,後ろから抜かれるだけなのだが,今年は少しは食らいつける。少しずつ離されるのだけど,ダンシングしたりギアをあげるとちょっと距離が詰まる時があって,それを励みについていく。見えなくなったころに,また新しい人に抜かれて,離されまいと抵抗しながら登っていくとCP3の落合峠に到着。

コーラ3杯飲んで,あんぱん2つ食べて,再出発。落合峠の看板で記念撮影してダウンヒルへ。下っていると,先行したクライマー体型の人が見えてきた。煽るようになってはいけないので,車間距離をとって下っているが,体重と身長の問題で下りではどうしても距離が縮まる。桟敷峠への登りの切り返しで,今度は離されるが抵抗する余地もなくあっという間に見えなくなった。桟敷峠はそのまま通過して,下りに入る。事故が起きたことでスタッフから要注意と言われる。特に問題もなく下り終わって,CP4のぶぶるパークみかもに到着。

そば米雑炊と半田そうめんを食べて,再出発。速そうな人たちと一緒に再出発したが,堤防上でちぎれてあっという間に単独走に。気温もあがってつらくなってきた。新コースの太刀野山に入る。標高差400m程度で6km程度の登りなのだが,いきなり急傾斜で心が折れそうになる。登りながら山肌を見ると折り返しの登っている道が見えてつらい。「あんなところまで登るのか」とちょっとうんざりしながら,距離の数字だけを見ながら登っていると「ガリガリ君まで」の距離表示が見えた。あとはガリガリ君を楽しみに登りつづけて,CP5でガリガリ君を受け取る。身体にかけてなくなった水を補給して,ガリガリ君をかじって再出発。

CP5からも少し登っているが,ガリガリ君のおかげであまり苦労することなく下りに入って,後続のSSコース参加者とスライドする。その後は吉野川沿いへ。もともとそこそこアップダウンがあるコースなのに,吉野川オアシス経由にルート変更されたために,アップダウンが増えた。アウターのままダンシングで押し切るにはヘビーすぎる登りに閉口しながら,はるか先に見える先行者に追いつこうと頑張って,なんとか県道12号線に合流。三好高校の先からの下りにまかせて,今回はローソンにもよらずにそのまま西山に入る。

西山入り口の給水ポイントで先行していたひとたちが休憩していたが,遅い者は休む暇があったら登るしかない。もうインナー×ローしかないままだらだらと登っているのと,休憩していた先行者たちに抜かれていく。落合峠では少しは抵抗できたような気がするが,西山では抵抗するギアも力も残っていない。いつも茅葺屋根を目印に走っているが,集落に入ってから茅葺屋根までなかなかたどり着かない。やっと茅葺屋根を通過して,CP6前のつづら折り。今回はedge800でコースマップを見ながら走っているが,つづら折りのコーナーの数が先に見えるのは,目安になって励みになる一方でまだまだ先があることが見えてしまうマイナスの両面あった。2km単位で残り距離が減って,やっとCP6に到着。

ここからもしばらく登りが続くので,ボトルに水を足して再出発。もううんざりしながら,アップダウンをこなして,だらだらと走り続ける。下りでもギアをあげることなく脚を止めたまま。やっと北海道にたどり着いたが,ここからもまだ登りが続いて,自分の感覚とズレていた。最後だからとだましだまし登って,ダウンヒルに。

最後のダウンヒルは幅員減少している箇所でちょうど自動車とすれ違うことになったところと,急傾斜ヘアピンカーブが相変わらず下手なままということくらい。ほとんどの箇所を気持ちよく下って,国道に合流。ここからも緩やかに下っているのでアウターのまま踏み倒す。信号もうまく通過できてゴール。

Stravaを見ると,落合峠も西山も去年よりは速く登れているので,京柱峠がなくなったのは,獲得標高増加分以上に脚が残せたのではないかな。昨年よりもちょっとだけ早めにゴールできたし。