ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

第8回 石鎚山ヒルクライム

久万高原ヒルクライムが中止になり,北海道に自転車を送って,帰ってきたらメンテナンスでショップに預けていたために,8月は結局4日しか自転車に乗っていない。北海道から帰ってきてからはしばらく何もしたくない気分で,前々日と前日にタバタを1本ずつやるのが精一杯。去年と比べるとおおよそ1割くらい仕事量が減ってるので,70分台後半くらいだろうとおおよそ予想はついていた。

前日は大雨で,当日はどうなるかと思ったら意外と天気はもっている。天気予報では午後から雨なので,ゴールして下ってくるまではなんとかなりそう。暑すぎず寒すぎない絶妙な天候。

旧面河小学校のグラウンドに駐車して,自転車組み立てたが荷物を減らしたかったので,普通の靴を持ってこなかったために,クリートが砂噛んでペダルとの脱着が危うくなった。スタート地点で水で洗い流してなんとか脱着には問題ないくらいには戻せた。

駐車場の場所取りを優先で朝5時に受付で,7時前にはスタート地点に着いたがまだブースすら開いていない。やることないが,ベンチに座って時間潰すしかない。8時前にゴール地点用のGoreウィンドストッパージャージの入った袋を預け,8時過ぎにスタート地点での荷物を預ける。ウォーミングアップ用のマッサージを受けて,ゴール後の全身マッサージを予約しておいた。

マッサージの後に,眼の前にゆるキャン△のジャージの人が。たぶんそうだろうと思ってizuさん?」と声かけると,そうだった。ブルベだと全力出さないから,ヒルクライムがどんどん遅くなるよねとか,そうはいっても登れないと四国ブルベは完走危ういとか,石鎚山ヒルクライムは下山長くてつらいけど,四国300kmはさらにコーナー多くて飽きたとか話ができた。ブルベだと自転車と反射ベストで見分けつけられることが多いけど,こういうサイクリングイベントだと見慣れないジャージ姿なので,なかなか見つけられないが,ゆるキャン△ジャージは被りがなかったので見分けられた。ちなみに,私はIRIS Kochiジャージ だった。ちょっと前ならRelicはあまりかぶらなかったが,最近はユーザーが増えてきたし,「Relic」のロゴが大きめなので,こういうイベントでは着なくなった。ブルベだと反射ベストに隠れるので相変わらず着てるけど。

開会式が終わって,スタートの整列が始まる。最終スタートのカテゴリーなので,四国のてっぺんクラスから30分待たされる。時間の経過とともに日差しがきつくなってきた。30分前はちょうどいい気温だったのに,すっかり暑くなった。待ちに待ってやっとスタート。序盤の平坦であまりペースがあがらない。地味に追い越しがかかるのだけど,先頭に出たら脚が緩むようで,5分前スタートの集団を追いかけようという意欲がない。中切れが起きるわけでもなく,団子状態で鳥居を通過して,本格的な登り開始。

集団が数珠つなぎ状態で,追い抜く目標には不足しない。心拍数を見ながら走るが,170bpmまでは余裕,175bpmまでくると追い込みすぎ。自転車始めた頃は160bpmで死にそうだったことを思い出すと,少しは進歩している。傾斜の急なところはダンシングで越えるが,ギアがロークロスなので,ダンシングの時に2枚飛ばしくらいしないといけないのがめんどくさい。残り距離の看板と心拍数とケイデンスだけを確認しながら,追い込んで走るので雑念の湧きようがない。ブルベの時は雑念だらけなのとは対照的。第1ヒートの最後の登りをダンシングで越えて,計測地点を通過,給水所までは流して下る。

給水所は大混雑。心拍数が下がるまで水を飲んで,頭からかぶって休憩。心拍数が115bmpまで下がったので,再スタート。第2ヒートのスタート直後は急傾斜なので,その直前の下りでスピードをのせたかったのだが,直前の集団がコーナーでブレーキかけたので,目論見通りにはいかずインナー×ローでのスタート。給水所のときには失速しなければ,70分台前半でいける可能性があったが,御来光の滝の時に残り距離みると無理だとわかった。前半のように追い込もうとすると脇腹あたりが差し込むように痛みだしてきた。傾斜に対してギアが足りないってことはないのだが,シフトアップする余力がだんだんとなくなってきた。頂上が近づいて日当たりがよくなってきて,暑い。遠くから法螺貝の音が聞こえてきてあと少し。第2給水所で受け取った紙コップの水を頭からかけて,ラスト2km。最後の登りで,超速のスパートをかけるひとがいたが,もはやダンシングでスパートする気力もわかない。最後はペダルを回すということだけを意識してゴール。

ゴール地点も大混雑。ジャージをうけとってさっさと下山待ちの列に並ぶ。今年は下山のペースがまぁまぁ速くて,ゴールした時刻は遅かったが,下山してスタート地点に戻ったのは去年より早かったくらい。うどん食べて,トマトとブドウをつまんで,全身マッサージは寝落ちしそうなくらい気持ちよかった。マッサージの最中に雨が降り始めて,そこそこ降ったあとに止んだ。断続的に降りそうだったので,駐車場に戻ってみると雨が降ったあとはまったくない。局地的に降ったり降らなかったりしてるようだ。久万高原町の市街地に入ると雷混じりの大雨。三坂峠を越えて松山市に入ると晴天。

リザルト見ると,去年の1割増し。パワーが1割以上低下しているので妥当な結果。終わった直後はちゃんと追い込んだ練習をしようと思うのだが,それを1年間継続できるかどうかが問題。