ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM210高知400km

交通事故によって参加者が命を落とされました。ご冥福をお祈りします。

 

昨年は終盤路面に積雪して参加者のゴールを阻んだ伝説だったが,今年は未明頃から降雨の予報。始発待ちになってもなるべく早く帰り着きたい。PBPのためにSRを目指す後輩も参加。序盤の高知市内を抜けるまでは信号林で止められる。郊外に出るとゆるくアップダウンが続く。仁淀川を渡って土佐市に入る。東の空が明るくなって,だんだんと交通量が増えてきた。市境のトンネルを抜けて須崎市に入って通り抜け,トンネルを抜けて中土佐町へ。PC1は開店前だったので,写真撮って上ノ加江の登りに。序盤は路面はまぁまぁだったが上にいくにつれて路面が陥没してたり,落石が大きくなってきた。それでも抑え気味に走って上ノ加江隧道に。ここから下りというところで後輩の自転車から破裂音。トンネルを抜けたところでパンク修理だが,1本目のチューブに空気が入らない。あきらめて2本目に交換しなおし。下って窪川から四万十川沿いを快調に走って,道の駅四万十大正でトイレ休憩。再スタートして30km先のPC2まで1時間強ってところか。途中で先頭代わるとついていけなくなる。じわじわと距離が開いていく。やべぇと思うのだがケイデンスがあがらない。距離が開かなくなったので,こらえながら走っていくとPC2の手前でなんとかおいつけた。

PC2は去年のBRM428四国400kmのルート上にもあったが,その時は昼飯前だったので寄らなかった。今回はPCだしちょうど昼飯時ということで,食堂で牛すじ丼を食べたあと,売店で補給食にまんじゅう買った。AR四国の副代表がコース試走で立ち寄っていたが,ジャージ姿の副代表しか見たことなかったので,最初はどこかで見たような気がするひとがこちらに向かって手を降っているとしか認識できなかった。

通過チェックで佐田の沈下橋に向かう途中で後輩が再びパンク。サイドカット跡が原因だったようなのでタイヤブート貼り付けて再スタート。しばらくすると今度はスローパンク。チューブをみると小さな穴が開いていた。タイヤ本体をチェックしても,原因となるような異物が見つからない。とりあえずチューブ交換は行った。さすがに1日4回チューブ交換していると手際がよくなってくる。

いまなら中村の自転車屋でタイヤ交換できるが,余分に走らなければならない。チューブ交換だけならタイヤに残った異物でまたパンクする可能性がある。この2択でなるべくトラブルを減らそうと思って,まずは自転車屋に700cのタイヤがあるか確認の電話を入れて,コースを外れて中村市街地の自転車屋へ。タイヤを交換したのでトラブルの種がなくなった。あとは走るだけ。コースに戻って佐田の沈下橋で写真撮影。てっきり集団最後尾かと思ったら,まだ後続がやってくるのでちょっと安心した。

四万十川を河口に向かって走って,土佐清水市に向かって曲がると,警察官が誘導している。聞いてみるとトンネル内で事故のため迂回してくれとのこと。この迂回路がきつめのアップダウンが繰り返されて,路面があまりよくない。1車線しかない箇所が多くて迂回してくる上り下りの自動車でところどころ渋滞している。登りでかいた汗が流れて目にしみる。たぶん下ノ加江のローソンのところに抜けるみちなんだろうけど,海岸線をくねくねと曲がらされアップダウンが加わりいつになったらつけるのだろうかと気が滅入ってきた。なんとか夕日に照らされたローソン土佐清水下ノ加江店にたどり着いた。エナジードリンクでちょっと気分転換。

まだ日が残る中で走る以布利は,逆コースということもあってまったく雰囲気が違う。これまでは真っ暗闇だし疲れているのでスピード乗らないなと思っていたが,結構なアップダウンだった。すっかり日が落ちて暗くなった足摺岬に到着。通過チェックの万次郎の湯は賑わっていた。再スタートして土佐清水の市街地を抜けて,竜串手前のローソンで晩飯。ここから宿毛まではわりと平坦で,脚が回るようになってきた。といっても昼間と比べれば1割くらい速度はおちてる。宿毛湾の向こう側に街の明かりが見えてくるとほっとする。PC3で眠気防止にコーヒー投入。

ぽつぽつと雨が降ってきた。天気予報だと黒潮町くらいで本降りか。遠くに中村市街地の明かりが見える。ペダルを回し続ければいつかは着く。中村市街地を通り抜け,黒潮町に入った頃には路面は完全に濡れて,冬らしいしとしとと雨が降るようになってきた。ローソンに入ってテムレスとニットの手袋を買う。ツールケースに入れていたニトリル手袋をつけて,その上に防寒用のニットの手袋をはめて,さらにテムレスをつけて冬用防水手袋セット。レインウェアも着て雨装備。

四万十町との境の峠はきついという印象があるが,今回は楽だなと思ったら全然ペースがあがってなかった。PC4に到着したが,イートインコーナーが閉鎖されていて休めなくて辛い。そもそも店内に入る前に手袋セットを外すのがめんどうくさい。外した手袋セットをつけ直すのはもっとめんどうくさい。再スタートしたがあまりの寒さに,ローソンにより直してカイロ5枚買って,胴体に3枚,背中に2枚つける。これでちょっと温まる。温まっておかないと七子峠の下りに耐えられない。下りは寒いのでなるべく早く終わりたいが,早く終わろうとするとますます寒くなる。やっと下り終わり,ちょっとした登り下りを挟んで須崎市に到着。あと40km弱。

須崎市から土佐市に抜ければあと大した登りはなく,下り基調になるのだが,この寒さだと下り基調だと身体に熱が入らなくてつらい。結局土佐市高知市でコンビニ1回ずつよって,コーヒー飲んで手と身体を温めて,やっとゴールに到着。しばらくすると後輩もゴール。