ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM302倉敷300km

去年に引き続いて倉敷から宇都井駅往復300km。スタートからの平坦区間の寒さと上下への登りからの暑さへの対応をどうするか。真冬用のジャケットじゃなくて,裏起毛のジャージにウインドストッパージャージを重ね着することにした。アンダーウェアはアクティブスキン+ジオライン+CRAFT Active Extreme Windstopper。

100人ちかい参加者がいると,ブルベカードの配布,ブリーフィング,車検と慌ただしく時間が過ぎてスタート。しばらくすると,etrex30xjの距離がおかしい。スタート時にリセットかけたはずがうまくいってなかった。サイコンをSGX-CA600に変えたが,これもスタートボタンを押し忘れて15kmほど経ってからやっと押した。これで距離がわからないまま走ることになった。とはいっても去年走ってるし,通過チェックまではおおよそ2時間くらいで着くはず。SGX-CA600はマップ表示ができるのでetrex30xjと併用することで,大縮尺地図(etrex30xj)と小縮尺地図(SGX-CA600)で先の見通しがつくようになった。通過チェックのファミマが近づいたが,etrex30xjの近接アラートが鳴らない。ここまでの右折点でも近接アラートが鳴ってない。どうやらポイントのデータがリセットで失われたようだ。

ボトル2/3ほど飲んでしまったので,水とおにぎり買って,これからの登りに備えてウィンドストッパージャージを脱ぐ。うっすらと汗で湿っている。あまり寒さを感じなかったのは運動強度が高かかったからか。イヤーウォーマーも外す。グラブも0度対応から10度対応へ変更。防府市内に入ると交通量が増えてくる。信号も増えて止まる回数が増える。市街地を抜けて,上下に向かって阿字川沿いに登る。途中で渋滞していると思ったら,片側通行の信号待ちだった。いい感じのペースで走れていたのに,ちょっとがっかり。斜度があがってきて,路上の気温計は0度表示。去年とほぼ同じ。去年は前を走っていた参加者にみるみる引き離されていく光景だったが,今年は単独走なのでメーターの数値だけ見て走れる。一旦下ってPC1へちょっと登って到着。

ボトルがほぼ空になったので,粉飴と電解質パウダーと混ぜようかと思ったが,それが面倒くさくて麦茶にした。粉飴と電解質パウダーをPCごとに開封してボトルに入れることが億劫で単なる荷物となってしまった。三次市に入って下り終わると,川沿いを走って,三次市街地の看板が見えるとやる気がわいたきた。今年は市街地を通らず,川の北側を通過する。そろそろPC2のセブンイレブンが来るはずだと思ったが,見当たらない。たしか十字路の角のはずと思ったがなかなか見当たらない。そのまま走っているうちに,三次市街地の看板が後方を指すようになった。これはまずいと思って,引き返す。途中でGoogleマップでPC2の場所と残り距離確認して走ると,ちゃんと看板があった。なぜこのPCを見落としたのか30分前の自分を問い詰めたい。たぶん交通量の多さで周りの店を見る余裕がなくなったのだろう。

PC2には結構な数の参加者がいた。まだまだ大丈夫と気を取り直して,麦茶とプロテインにおにぎり2個を補給。去年は三次市での補給が足りなくて,宇都井駅で空腹感ひどかったので,往復60km分。江の川沿いは下り基調のはずなのに細かいアップダウンがあるし,微妙に向かい風,対向車注意の電光掲示板があったり拡幅工事やっている箇所を抜けて,路面がよくなる。ここで時間稼ぐべくペダル回したいのだが,いまいち回らない。もう折り返している参加者がいる。12時間ペースくらいじゃないか。ケイデンスがあがらないので踏み回して,宇都井駅に到着。去年は廃線前とあって,出店があったり観光客がいた宇都井駅は,ブルベ参加者だけがいる寂れた廃線後の駅舎になっていた。新しいものはJR西日本の立入禁止看板と代替交通手段のバス停留所

折り返して,途中でボトルが空になる。汗をかいている自覚はないが,運動量が多いのか水分消費が激しい。川の駅でボトルに麦茶補充。結構大きな集団とすれ違う。スタート地点で集合写真撮影していたグループだろうか。行きが向かい風だったので帰りは追い風かと思ったが,帰りはより強い向かい風だった。ゆるい登り基調になってペースがあがらない。行きの登りが帰りは下りになるので,それだけを楽しみに走って,やっと三次市街地への看板が見えた。今度は見落とすことなくPCのセブンイレブンに到着。1日に1回反射ベスト着た100人近い集団がやってくるのをコンビニ店員はどう見ているのだろうか。プリン2個とオレンジジュースに麦茶を補給。

川沿いを走って,上下への登りに向かう。ケイデンス維持で登っていくが,最後の最後に失速。あと100mが遠かった。上下の町中ではひなまつりをやっていて,朝とは違って観光客でごった返していた。上下のセブンイレブンに到着。ここまでくると後は下りと平坦。行きで止められた片側通行の信号にまた止められるが,下りなので焦ることはない。登りだと制限時間内に登り終わらないといけないので全力スプリントさせられる。

府中の市街地を抜けてPC6のファミマに到着。あと2時間くらいでゴールできる。ゴールしたらなにを食べようかと思って,ここではグレープフルーツジュース飲むヨーグルトに麦茶。なるべく明るいうちに距離を稼ぎたいので,残りの力を振り絞って踏み回す。去年は大型トレーラーに強引に追い抜かれた国道313号線は,今年はダンプにすれすれで追い抜かれる。幸い去年ほど交通量が多くなかったので,信号で休憩が入るインターバルトレーニング状態で走れた。ちょっとした起伏を越えてやっと倉敷市に入れた。とはいっても広い倉敷市なので,まだ15kmくらいある。国道から右折して県道に入ってちょっとしたアップダウンを走っているうちに,急激にお腹が空いてきた。フードポーチの補給食は食べ尽くしてもうないし,あと10kmくらいなんとか走るしかない。新幹線の橋脚をくぐって,高梨川の橋を渡って,倉敷市街地の明かりが見えた。そこでもう限界。交通量も増えて精神的にもきつくなった。後ろからきた人に追い抜いてもらって,ひっぱってもらう。山陽本線の踏切で止められ,元町通は客待ちタクシーの列や駐車場から出てこようとする車に気を使いながらゴールのファミマに到着。

これで今年もSR。PBPの参加資格獲得。