ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

ツールドにし阿波 2019 SSコース

去年は落合峠が通れずSSコースがなかったが,今年は復活。毎年もらえていたSSコース完走者優先駐車券がなくて,駐車場は先着順。去年からスタート順も先着順になったので,4時半頃に行ったらすでに9列目。昼の最高気温は25度以上になる予報だが,スタート時点では10度以下で寒い。300台以上の自転車が並ぶ待機列は壮観。160kmで3500mUPで350人なのに,200kmで3900mUPになると参加者が1/15以下になるのはなぜか。10年目続ければ増えるのか?著名な峠を組み込む必要があるのか?

スタートしてから,序盤は吉野川沿いを走って太刀野山へ。ここでバラけるかと思ったが,300人以上が走ると後続からの速い人が上がってくるので,意外と前を走る人の数が減らない。登りの途中で下りが混じると「エベレスティングに使えない」とちょっとがっかりしながら,チェックポイントに到着。給水の必要はないので,ゼッケンのチェックタグをもぎってスタッフに渡してそのまま通過する。

下っていくと,前の集団においついて,そのまま平坦区間に突入。信号待ちで,さらに前方の集団と合流したり,後続の集団がおいついてきて,車列がながくなってきた。幸い,車列を区切ろうとするひとたちがいたし,今度は信号で区切られるようになってきた。つるぎ町からは剣山への登り区間。去年と違って太刀野山でふるいがかかっているのか,去年とは違ってそれほど集団がバラけることなく登っていく。追い抜くほどでもなく,かといって力を抜くと置いていかれる絶妙なペースなので,そのままくっついていって岩戸温泉に到着。SR600で岩戸温泉によるといいよとアドバイスをもらったが来られなかった因縁の場所に逆から来ることになった。ここで休憩長めに取るひとが多くて,トイレ寄って水だけ補給すると単独走になる。こうなると後ろから抜かれていくだけ。

第1ヘアピンカーブの頃から傾斜がきつくなってきて,疲労もあってダラダラ走るようになってきてしまう。剣山スキー場までの残り距離とヘアピンカーブの番号が増えて第7になることだけを目標に走る。途中でゲストライダーのちゃりん娘に追い抜かれる。頑張るとついていけるペースだったので,目標にして走る。AR四国の宣伝しておこうかと思ったのだが,向こうも真剣に走っていたので邪魔しちゃ悪いので,結局距離あけたまま,剣山スキー場を通過。そこからはちょっと傾斜がゆるくなってラ・フォーレつるぎ山の看板を通って見ノ越への下りに入る。アンパンとコーラ,ボトルに水を補給して再スタート。ゲストのちゃりん娘は大人気だったので結局話しかける機会のないまま,悪路の下りに突入。

去年は雨で水たまりがあったり路面状況がはっきりしない箇所があったので,スピードを抑えぎみだったけど,今年は晴れてるので行けるところは行く。そのため振動がきつくて手首が痛くなってきた。下っていくと前の集団に追いついた。ブラインドコーナーが多いので,前に人がいると助かる。20km以上悪路とブラインドコーナーを下らされることに飽き飽きした頃やっと落合峠への分岐点を通過。先行者たちとスライドして,児童たちに盛大にお迎えされながら東祖谷小中学校に到着。ガリガリ君を頭痛と戦いながら早食いして折返し。

落合峠への分岐を曲がって集落を通り抜ける。山の斜面を縫うように登っていく。集落を抜けると山の中。あとは10km登るだけ。前の方にひとがいると思ったら,押し歩きしているCコースの参加者たち。たまに追い抜いていくのはSSコースの参加者。給水ポイントを抜けて,周囲の見通しがよくなると路面には4kmの表示。あとは1kmごとに減っていく数字と遠くに見える山肌を目標にペダルを回すだけなのだが,だんだんと腰にある痛みの素のような塊がはっきりしてきたし,太腿はぴくぴくと攣る寸前の兆候。だましだまし登っていく。コーナーを1つ分勘違いしてぬか喜びしたあとやっと落合峠のチェックポイントに到着。コーラを楽しみにしていたのに,水しかない。たまたまコーラが飲み干されていたらしいことは後から知ったが,落合峠で飲むコーラを楽しみにしていたので,絶望しかない。攣り予防に芍薬甘草湯飲んで,エアサロンパスを吹き付け,ボトルに水継ぎ足して失意の中再スタート。

フォトスポットの落合峠の標識は撮影待ちの列ができていたので,あきらめて脇から撮影して,桟敷峠への下りへ。意外と気温があがらなくてウィンドブレーカーなしではちょっと寒いかなというくらい。それも1000mくらいまで下りると気にならなくなった。路面は一度ちゃんと清掃されているくらいきれいで走りやすいし,10kmくらいなので飽きが来る前に終わる。しかし,そこからの桟敷峠への登りでリズムがつかめない。しかも暑くなってきた。たかが100m程度の登りなのに,下り終わった身体にはつらい。押し歩きしている人もそこそこいる。一昨年までならガリガリポイントとして親しまれていた桟敷峠はなにもなくもちろん誰もおらず,祭りのあと感。

桟敷峠から下りも路面はきれいで,タイトコーナーの連続だけど問題なく下り終えた。下界につくと初夏の暑さ。最後のチェックポイントの加茂農村公園に向かうと,眼の前には急斜面。コースプロフィールでは気づかないくらいのちょっとした登りなのだが,疲れた身体には精神的に堪える。ここにもコーラはなく,ゼリーだけ食べて折り返す。

国道に合流するまでは,広域農道ぽいアップダウンが繰り返されて,最後の最後にダンシングとシッティングを繰り返しながらラストスパート。国道に合流してもゆるくアップダウンがくりかえされて,さらに信号待ちが付け加えられる。国道から一旦離れて池田の市街地の手前でそびえ立つ斜面。再び国道に合流するまで60m登らされる。落合峠を過ぎた時点で累積獲得標高が3000m超だったので,残り500m分どこで登っているのかと思ったらこういう細かい登りの積み重ねが最後の15kmに混ぜ込まれていた。再合流した国道からゴールまでは正真正銘の下り。

今年は串焼きがあったらしいが,すでに品切れ。いつも半田そうめんとうどん,いちごミルクにホームランバー食べて終了。落合峠のコーラだけが心残り。