ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM310倉敷300km

午前5時スタートなので,午前4時にホテルから出発して駅北口に。具体的な集合場所がいまいちわからないが,ブルベ参加者くらいしかいない駅前だと赤色灯ですぐにわかった。受付と同時に車検も済ませて,通行止め箇所と迂回路の説明のブリーフィング。BRM212高知の時は雪が降って底冷えを感じたが,今日はそこまで寒さはない。靴下に貼ったカイロがちゃんと効いている。ブルベカードに捺印してもらってスタート。80人エントリーの大人数ブルベなので,テールライトの列が連なる。倉敷大橋を渡り終えて,郊外に抜けた頃から集団を抜け出して単独で走る。風もほとんどなく,ほとんど分岐のない道なりに2時間ほど走って通過チェックのファミマ。

府中市に入ってから信号が林立して,片っ端から止められる。なんとか市街地を抜けて,国道を離れて川沿いに北上する。今日のルートの最高地点に向けて登りが始まる。ゆるいのでアウターで廻せる。とはいっても登りには違いなく平坦よりも力が必要で,徐々に汗ばんでくる。ところどころにある気温計は-2度や-1度を示しているのに暑い。インナーキャップを脱いでおけば良かったと思ったが,足を止めたくなかったので,ジャケットのファスナーを下ろすだけで走り続ける。頂上を通過して,もう一度登ったところでPC1のセブンイレブンに到着。ちょっと腹が減ったので,アンパンをコーヒーで流し込んで,インナーキャップとネックウォーマー脱いで再スタート。

上下町の商店街はひなまつりのイベントで,観光モードなら写真撮るのだろうが,ブルベ中はそういう気分にはならないのでそのまま通過。細かな登りはあるものの,基本的には下り基調になっているが,感覚的にはほぼ平坦路を進んでいくと,街が開けて三次市街に入る。三次駅前を右折してPC2のファミマに到着。空腹感はあまりないので,ボトルに水を補給して再出発。ここから三江線沿いに走る。江の川沿いの下り基調なのだが,1車線で路面が悪い。路肩には雪が残っていて,途中には伐採や折れた枝がちらかっている箇所があった。県境をまたぐ峠を越えてブリーフィングで話があった通行止め箇所で江の川の右岸に渡る。通行止めになるのももっともな大規模な地すべりのような跡があった。ところどころ「宇都井駅」という看板があって,観光地としてそれなりに有名らしい。あと少しで宇都井駅というところで,先頭とスイッチする。折り返しの宇都井駅に到着。

さて,ここから階段登りなのだが,クリート付きのシューズのまま登る。歩きにくいのだが,特に問題なくホームにたどり着き,ノートにメッセージは「チャリで来た!」と書くしかないでしょう。お腹が空いたので,駅前で売ってた饅頭6個買って,その場で買って食べる。あとでツイッターのTLで知ったのだが,大阪で作られた饅頭だったらしい。薄皮饅頭,豆大福,南瓜餡饅頭2個ずつの計6個詰め込んで再出発。

国道沿いはトンネルがあるが,路面がいいので登り基調のはずが楽に走れる。PC4は先程のファミマだが,スタッフによる有人チェック。でもボトルの水を補給して,再出発。最高地点への帰りのルートは登りの距離は短くなるが,それでもきつい。追い込んでも疲れで心拍数はあがらない。感覚的には行きと同じくらいの距離があったような感覚でやっと登りきった。細かいアップダウンの後はPC5のセブンイレブン。登りで追い込みすぎて食欲がわかない。店員さんに「もう宇都井駅まで行かれたんですか?」と聞かれる。反射ベスト来た自転車乗りが大挙して押しかけたら,そりゃ不思議に思うよね。普通のひとから見れば,この店から三次駅に行くとことや,倉敷駅からこの店に来ることが信じられない話だろうな。「がんばってください」と言われたので「ありがとうございます」と礼を言って再出発。

最後の長い下りは山陰になっていて,気温は9度となっているが体感温度は0度くらい。下り終えると川沿いに逆風が吹いている。ゆるく下っているのだが,逆風なので±0よりも若干マイナス。しかも川沿いということもあって小さな虫が飛んでいる。日が傾いてアイウェアを外したいのだが,虫が飛んでいるので外せない。こういう時は明るめの調光レンズが欲しいのだが,Rudy projectの最近の製品はそういうレンズが出てない。

府中市に入ると信号地獄に加えて,道路が車で一杯。大型車が多くて気を使う。なかなかペースが上げにくい。信号地獄を抜けてPC6のファミマに到着。あと2時間くらいのはず。再出発して県道に入ると片側一車線しかないのに,大型トレーラーが追い越しをかけようとする。さすがにやばいと思って歩道に飛び上がってやり過ごす。どこまで車にうまく抜かれるかを後ろを確認しながら走り続けて,やっと倉敷市に入る。倉敷大橋を渡って最後の3km程を後続車に気を使って,路地の歩行者を気にして走って,やっと倉敷駅南口に到着。ゴール受付を済ませて,そのまま輪行できるのは駅前ゴールのメリット。

次回は3週間後のBRM331倉敷400km。前半のアップダウンと登りで無理せず,始発電車に間に合うペースを目標で。