ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM1027広島600km DNF

先週に続いて600kmブルベ。身体は重いし,コースの予習をしている時間もほとんどなかった。AJ広島の動画を見て,要注意箇所とキューシートの赤字箇所だけはGoogleストリートビューで確認。「禁止」「歩道走行」「陸橋登る」の文字を見てすでに心折れそうになる。

装備としては先週とほぼ同じ。先週は頭が寒かったのでウールのビーニーキャップを追加。Goreのジャージはファスナーが壊れたので,CastelliのTransitionジャケットに交換。

今回の忘れそうになったものは相変わらずのetrex30xj。ステムの上に装備しているものなので,実際に忘れることはないのだが最後の最後に装備忘れが発覚する。今回忘れたものはブルベカードホルダー。電車に乗ったときに切符を入れておくのだが,それがないことに気づいたのは改札直前なので,スマホケースにブルベカードを入れておけばいいやとそのまま出発。その電車がパンタグラフ故障で岡山には直行できず坂出で乗り換えを強いられるとちょっとうんざりな前日移動。

午前4時半に起きて,三原駅前からスタート地点の須波まで自走。AJ広島は申込用紙やがなくて,番号を申告するだけなのでお手軽なのだが,他の団体だと義務付けられているものがないとちょっと不安だった。

ブリーフィングでも広島市街地の走り方と中国山地ではPCくらいしか電波が通じていないことが伝達される。電波時計で正確無比なスタートが切られる。

序盤は向かい風だけど,集団の後ろにいるのでそれほど気にならない。小刻みなアップダウンはあるが,先週ほどではない。竹原市との境界のちょっとした丘で集団が分離する。そのまま前方で走り続ける。脚は重いがなんとか進んでいる。前半の平坦で時間を稼いでおかないと仮眠取る時間がなくなるので,追い込み気味に走る。竹原市といえばたまゆらだが,当然寄り道している時間はない。竹原市を通過して呉市に入る。向かい風がちょっと強くなったような気がするし,アップダウンが険しくなった。広駅前の市街地ぐらいから信号が増えてきて,平均速度が落ちてきた。朝の通勤時間帯とかぶっていて,交通量が増えきた。最初の注意ポイントである休山トンネルの歩道走行は問題なく通過。呉市街地で明日のサイクリングしまなみの参加者らしい団体とすれ違う。身軽な装備で楽しそうだ。大和ミュージアムを通過するところで,AJ広島スタッフの動画撮影。

海田市に入るころにはダンプやタンクローリーが混じってきて,交通量がさらに増えてくる。一方で裏道を通るので路肩のほとんどない片側一車線に信号峠が加わって,走ることそのものがしんどくなってきた。前を走る人に追いつこうと思っても全然進まない。広島駅前に入る頃には車線が増えて走りやすくなった。広島城を右手に見ながら,第二の注意ポイントである,歩道走行に。駐輪場を兼ねてるような場所で,徐行しながら走るしかない。ブリーフィングでも注意があったイベント客がいたが,問題なく通過できた。そして原爆ドームを左手に見ながら通過し,太田川沿いをさらに南下するが,結構な向かい風。動画で上げられていた車止めを通り越してUターンして橋を渡って,海沿いのバイパスを走る。おおよそここまで1時間毎に平均時速が1km/h低下していっている。予想以上に市街地走行で時間が削られている。広島市街地を抜けてからは信号の数は減ったものの,やはり一定間隔で止められている。

そうしていると第三の注意ポイントのR2直進禁止の箇所で左側道に入る。そして,陸橋を渡って歩道走行し,三差路の信号待ちで左折車を見送ってから右折。しばらく走ると「岩国」の文字が見えて,そろそろ県境が近いことを示している。山陽本線跨線橋を渡ると,近接アラートがなる。etrexを見てもルートは直線を示している(ように見えた)。ちょっと先には先行しているひとが見える。そのまま直進して,中国山地らしいゆるく登り続けているコースに突入する。いままで信号と交通量に悩まされていたことと比べると,眼の前の登りに集中して走れることのほうが楽。一見平坦にみえるがちゃんと登っている道には苦しめられるが,自分のペースで走れている。弥栄ダムを過ぎていくつかトンネルを抜けると,すでに130kmを過ぎている,どう考えてもこの先にローソンはありそうにない。キューシートを確認すると,とっくに過ぎてしまっていたことが発覚。無駄足を踏んだことよりも,時間を失ったことのほうがショックだった。DNFの連絡をしようと思ったが,電波が通じてないので,とりあえずPC1に行こうと折り返す。やはりここまで結構登っていることがわかるくらい,帰りはスピードに乗って下れる。続々と参加者とすれ違う。「あー,やっちまった」という後悔で,下りといっても急ぐ気にもなれず,淡々を下って,近接アラートがなった十字路を右折するとローソンが見えた。ここまでおおよそ1時間のタイムロス。PC1のクローズにはまだ1時間以上の余裕があるのだが,この後が登りだらけなのを考えると仮眠時間はほとんど取れそうにない。まずはスタッフに電話してDNFの連絡。たぶんスタートした参加者の中では最短のDNFじゃないかな。

ちょうど昼時だったのでイートインで食事を済ませて,今日の宿泊先だったホテルのキャンセルの連絡。昼過ぎだったので,キャンセル料はかからずに済んだ。そして今日の宿泊先の確保。なんとか三原駅前にホテルが取れた。ここまで着た道を折り返すというのもありかもしれないが,あの信号と交通量をもう一度体験したくはないので,大竹駅から輪行三原駅まで乗り換えもあって,2時間以上かかった。今シーズン最後のブルベが大ポカで終わるという締まらない終わり方。

三原駅についてホテルにチェックインして,シャワー浴びた後寝落ちしてた。気がつくと,ほとんどの飲食店はしまっていた。結局グルメすることもなくコンビニ飯。でもゆっくり布団の上で寝られるのは幸せ。

翌日はスタッフの方がゴール受付を開始するまで時間を潰して,預けていた荷物を引き取る。その後は須波から瀬戸田まではフェリー。その後はサイクリングしなまみの参加者に紛れながら自走で帰宅。やはりサイクリングは1日150kmくらいまでで,夜はちゃんとたっぷり寝られるほうが楽しいことを久しぶりに体験した。