ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM323四国300km

伊予市から三坂峠を越えて,須崎から窪川を通り四万十川沿いを通って愛媛県に戻ってくる300km。似たようなコースで3年前に松山空港発着の300kmブルベを走っているが,スタートが夜から朝に変わって,後半70kmが内陸部を通るので獲得標高が400mほど増えている。

明日は200kmブルベがあるので,睡眠時間を稼ぐためになるべく早く帰ってきて,一方で身体に優しく走れらなきゃいけない。昼間は気温10度くらいあるので,Finetrackのベースレイヤー,Outlastのアンダーウェア,裏起毛ジャージ,早朝と夜にはさらに防風防寒用ジャケット追加。グラブは10度対応で,シューズカバーも真冬用ではない防風だけ。

いつも通りのブリーフィング。今回はコースのほとんどを走っているので,要注意なのは1ヶ所だけ。35行しかないのであっさり終わる。車検も終わってスタート。今シーズン初めての三坂峠はギア軽めのケイデンス高めで,パワーメーター見ながら走る。寒くもなく暑くもないちょうどいい状態で峠を越えて気持ちよく下って,久万高原町に入る。市街地を抜けると下り基調なのだが,ところどころちょっとした登りが挟まるので,そこだけは踏み込んで行かなきゃならない。引地橋にたどりついて加江の信号で,一昨年と去年の四国600kmの記憶が蘇ってつらくなる。一昨年は雨の中安居渓谷に向かって,去年は蒸し暑い中時間ぎりぎりで走っていた。今回は問題なくPC1に到着。気温もあがってきたのでジャケットを脱いだ。

PC1からさらに下って佐川町から須崎市に向かう。何度か走っているのだが,夜しか走ったことがないので新鮮。須崎市への下りも陽の下だと気楽に走れた。須崎市を抜けて中土佐町へのアップダウンを繰り返すが,なかなか七子峠にたどり着かない。トンネルを抜けてやっと「七子峠まで6km」の標識が見えた。あとは30分間ペダルを回すだけ。回し続けて七子峠を越えて,あとはあぐり窪川までの残り距離を見ながら走る。昼時とあってあぐり窪川は車で一杯。そのまま通り過ぎてPC2のファミマに到着。ファミマにあるでかいプリンとコーヒーでカロリー補給して,四万十川沿いに向かう。

ここから向かい風区間。せっかくの四万十川沿いの平坦区間が,向かい風にさらされる。トンネルの中は風洞実験のエアロ効果測定状態。下ハン持って走るしかない。道の駅の残り距離を見ながら走っていると,四万十川桜マラソンの距離看板が出てくる。距離を見ながら走っていると「中間地点」が見えた。折返しのない一方通行マラソンってゴール後はどうするのだろうと思いながら,向かい風の中を一人で走る。たまにツーリングのひとを追い越すぐらい。やっと愛媛県に入った。愛媛県に入ったはいいが,風は止まないし,今度は陸橋などで登りが増えてつらい。メーターの距離がキューシートの距離よりも長めになっていて,メーター上ではPC3についているはずなのに,まだ先だ。さらに10km以上走ってPC3に到着。

風にさらされて体温が奪われ続けてきたようで,下ハン持ち続けて首は痛いし,腰も痛い。お腹が空いた。温かいうどん食べたいのだが,ぶっかけうどんしかなかった。PC4まで持つくらいでいいかと,サンドイッチとあんぱん食べて防風ジャケット着て再スタート。ここから歯長峠に向かう。登りになってやっと風が止んだ。途中でガードレールがごっそりと流木で削られた去年の水害の傷跡が残っていた。3年前は長く感じた登りだけど,今回はわりとあっさりとトンネルにたどり着けた。下って東に向かうと追い風。このままずっと東に走り続けたいと思うくらい。トンネルの手前で左折して通過チェックのつぶれた店。

ここからゆるく登り続けているのだが,平坦に見えるので気分的には進まない。パワーの数値は落ちていないのだから焦ってもしょうがないのだが,スピードは上がらないのでじれったい。トンネルを抜けて大洲市に入る。ブリーフィングで注意されていたUターンを50mほど直進してしまう。気持ちよく下っているところなので,50mで済んだ自分を褒めよう。下って平坦になるがスピードがあがらない。もうパワーも出ない,ケイデンスもあがらない。市街地は通らないので人気のない道を通ってPC4に到着。PC2から4まで全部ファミマなのはなぜかと思ったが,イートイン完備なのは助かる。ここも温かいうどんがなくて,ハヤシライスとあんぱん。店員さんから「どこ走ってきたんですか」と聞かれて「高知までいって帰ってきてるところ」と言われて驚かれる。「あと10人くらいは似たような格好した自転車乗りが来ますよ」と伝えて再スタート。

あとは国道沿いに40km。内子を過ぎると,街灯もなくなり真っ暗闇。追い越す自動車のライトが励みになる。たまに街灯が見えるとホッとする。最後の最後で頑張ってペダルが回ってると思ったが,昼間の1割くらい遅い。やはり夜の体感速度は高め。道の駅なかやままでの残り距離が減るのを楽しみにして走って,やっと犬寄峠についた。あとは下ってすぐだと思っていたが,下り終えてもまだ2kmくらい残ってた。信号で待たされ,やっとゴール。イートインのないローソンの店の外でホットミルクで温まって,スタート地点に戻ってブルベカード投函。

さらに30分ほど自走して帰って,洗濯機回して風呂入って充電してと明日の準備を済ませる。目覚ましかけて寝て,起きたはいいが膝とアキレス腱が痛いのでDNS連絡入れて二度寝