ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM905倉敷400km

ブルベが再開されて,いきなり400km。3月に200km走ったきりで,その後は長くても半日100kmくらいしか乗ってない。輪行袋や交換用タイヤやチューブなどのブルべ装備一式が入ったサドルバッグやフードポーチが見つからず,まず家の中を探すところからが復帰の作業。ルートの確認やキューシートの印刷しているうちに,初ブルベ以上の緊張感。

スタート時刻が10分刻みで選べるので,9時スタートの最終組。私ともう一人しかいなかったようだ。3年目の倉敷スタートなので,三次まではおなじみのルートなのだが,去年までと違うのが暑さ。去年までは寒さとの戦いだったが,今年は暑さとの戦い。通過チェックに着く前に1本目のボトルが空になった。駅前ファミマに到着したら,まずはマスクを着けるのだが,一気に体温があがるのを感じる。ボトルに氷と麦茶を詰め込んで,ポカリ1本飲んでおく。府中市内を抜けて上下への登りは気温31度。汗が目に入って痛い。左の母指が痺れるを通り越して痛いし,右のふくらはぎがぴくつきだした。ペースを抑え気味に登って,2RUN舐めながら上下のセブンイレブンに到着。やっと先にスタートしたひとたちに追いつき始めた。氷と麦茶の補給と昼飯はインドカレーにヨーグルト。

三良坂へのちょっとした登りがきついし,本格的にふくらはぎが攣りそうになってきた。三良坂を越えて川沿いを走って,去年見落としたPC2のセブンイレブン。ルーティンの氷と麦茶に飲むヨーグルト。再スタートして,ドラッグストアコスモスがあったので,芍薬甘草湯を買っておく。県境に向かう登りで,右足のふくらはぎと太ももが攣った。芍薬甘草湯を飲んでストレッチをして,だましだまし走るが今度は左足も攣った。自動販売機が並んでいる店にたどり着いて,かろうじてクリートを外したが,その瞬間に両足が攣って激痛が走る。芍薬甘草湯を追加して,横になる。通りかかった軽四に乗ったおっちゃんから「大丈夫か?」と聞かれるので,「両足が攣っただけです」と答えて,行ってもらう。時間には余裕があるが,残り260km走れるのか。リタイヤするなら今なら下れば,夜には倉敷に戻れる。薬が効くまで,1時間くらい横になって様子見。その間にもちょっと足の角度を変えるだけで攣って,それをかばうと逆の足が攣ったりした。

落ち着いたので,とりあえずは松江まで下ろうと,走り始めると多少の筋肉痛はあるが,足が攣る気配はなくなった。雨が降り始めて,気温が下がってちょっと走りやすくなったと思ったら,雨脚が強くなってきた。下りだと雨粒が顔にあたって痛いくらい。北の方では稲光が見える。下りの途中にあるPC3に到着。もう氷はいらないので,麦茶だけ補給して,身体にかける用の真水のボトルは空にした。ちょっと早い夕飯にボロネーゼ。

下りきって雲南市の市街地を抜けて,宍道湖にたどり着く。しかし真っ暗闇で対岸の街の灯が見えるだけ。国道9号線の交通量は多く,雨の夜に走りたくはない。意外と遠かったPC4。松江市を抜けて中海が見えると,月が出ていた。オレンジ色のライトがついている江島大橋も見えてきた。ほぼフラットで交通量もほとんどなくTTモードで走って,一昨年の神戸600kmでも走った江島大橋をのろのろと昇って,鳥取県に入ってPC5。次のPC6が夜には閉まるというので閉店時間を確認したら23時で,もう間に合いそうにもなくちょっとがっかり。米子市内に入ると路面が乾いている。雨は非常に局所的だったのだろうか。駅前を通過して市街地の明かりから遠ざかって,南部町のPC6に到着したはずなのだが,いつもなら光り輝いているコンビニとは違って,スクリーンを下ろしているとコンビニとは気づきにくい。さらに進んだところにあるセブンイレブンで代わりのレシートを取りに行く。

固形物を取りたいとは思わなくて,プリンだけ食べて次のPC7に向かう。県境越えの登りで霧が出始める。登りは速度がでてないから問題ないが,下りだと左側は反射ポールがないと見えにくいし,センターラインもところどころかすれてる。もう一度登って岡山県に入る。あとは下りで新見市のPC7。あとは下り基調の70kmなので3時間くらい走ればゴール。脚はもちそう。下りがゆるくなった分,頑張ってペダルを回してPC8のポプラ。眠気覚ましのモンエナだけ飲んで,再スタート。看板の総社への距離が減っていくと交通量が多くなってきた。やっと倉敷の看板が見えて,山裾を抜けてゴール。両足が攣ったアクシデントもなんとか乗り越えたが,自転車から降りると両足筋肉痛と疲労でまともに立てない。なんとか倉敷駅に戻って輪行袋に収納して,台風が来る前に帰ることができた。

次は神戸600kmでN2BRM対応なので出走日時は天気次第。400km先の鳥取市内のホテルで仮眠をとるのが目標。