ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM926四国300km

AR四国での再開は,PCなしのフォトチェックのみの棚田と段々畑をめぐる300km。前半に登りが集中しているので,比較的良心的なコースレイアウト。スタート地点に行くと,AR四国ジャージ着用率の高さに圧倒される。出走メンバーの2/3くらいは着ていたんじゃないかな。月曜日に神戸から戻ってきて,充電と洗車と注油しかできず600km装備のまま出走。

3月の200kmに続いて今回もFlecheのメンバーと走る。SR600四国山脈完走やエヴェレスティング達成している愛媛県最強の夫婦なので,邪魔しないように私は着いていくだけ。とはいってもSR600では宿の晩飯に間に合わなかったことがあったようで,PBPのDNFもあってどうやれば速く走れるようになるかが課題らしい。スタート前に「ギリギリ隊で」という弱音を排除して,今日中のゴールを目標。速く走ろうとしないと速くならない。

三秋峠を越えてゆうやけこやけラインを快調に走って,長浜のローソンで休憩。再スタートして棚田への登り。先行する参加者とスライドして,1本目の樫谷の棚田。下って内子のセブン-イレブンで休憩。

2本目の泉谷棚田への登りは,栗が落ちていてイガでパンクしないかちょっと心配。登り終わって,もう一度登って大洲市へ入ると下り。途中でBRM323のコースに合流して,肱川の東側を通る。ここを抜けてきなはいや城川で昼食か。昼過ぎにきなはいや城川に到着。米粉ラーメンを流し込んで,売店でアップルパイ。

峠というような登りはほとんど終わって,日吉までの緩い登りを越えれば,鬼北町からの登りを除けば緩く宇和島まで下っている。途中フォトチェックの流しそうめんの看板を撮って,鬼北町のジョイフルを通過して,150kmの中間点を通過して宇和島市に入る。宇和島市街地を抜けて,フォトチェック4のだんだん茶屋まで15kmくらいかと思ったら,25kmあった。今のペースなら1時間半くらいか。海辺の1車線しかない住宅地を通っているのに,そこそこ交通量があるので気の抜けないルート。ところどころアップダウンがある。登りになると5-6回転程度のダンシングをしようとするので,登り終わるまではダンシングし続けてもらおうと,「30秒耐えろ,頑張れ」とハッパかけてみる。副代表とスライドするときに「ラスト1kmはすごいよ」と言われたが,そのラスト1kmがなかなかに遠い。ボトルの麦茶がなくなりそうになったが,なんとかたどり着いた。てっきり20%くらいの壁のような坂がでてくるかと覚悟はしていたのだが,ラスト1kmの何がすごいかは謎のまま。

だんだん茶屋で補給とトイレ。自動販売機のそばで中学生らしき子供たちがNintendo Switchで遊んでいたので,Wifi飛んでるのか? 先行していたはずの今回のコースディレクターたちが後からやってきた。ロイズのアイスクリーム食べてたそうだ。ここから25kmの帰り道はちょっとうんざいするくらい長い。夕日が後ろに沈んでいく中走って,日没の頃に宇和島市街地に戻ってきた。ローソンでおやつを買いに入ると左足が滑る感覚。見るとクリートカバーがなくなっていた。晩飯は八幡浜市内でとることに打ち合わせて,あとは法華津峠を越えるだけ。八幡浜からなら下りの連続であっという間に通り過ぎる法華津峠のトンネル群も,宇和島からなら登りでじわじわ走らなければならない。交通量があまりないのが助かる。

西予市からは下りの連続。あっという間に八幡浜すき家に到着。このままなら17時間くらいでいけそう。ラストのフォトチェック八幡浜みなっと。コースディレクターたちがマンホール写真を撮りに行った。コースつくる側は,いろんなところを見てもらって楽しんでもらいたいというのだが,ブルベを走る側にとっては観光はブルベじゃないときにするので,少しでも早くゴールしたい。

保内町に入ってから風が強くなってきた。トンネルの中が風洞実験状態。トンネルを抜けても,結構な風が吹いている。真っ暗闇の海と吹き付ける風とつらい。長浜を抜けて,伊予市に入った頃から雨がぱらつき始めた。雨具を着たいというので雨宿りできるとこで一旦停止。そうこうしているうちに雨脚が弱まってきたので着ないで再スタート。あとは三秋峠を越えるだけ。Stravaのセグメントがあるんで,ラストスパートをかけて,良い感じに走れたと思ったがベストよりも50秒落ち。フル装備+17時間以上の走行が影響していた。

なんとか無事に3人でゴール。本番はあと60km延びて,6時間半一緒に走ることになる。登りは控えめになっているので,二人の邪魔にならないように走ればいいだけ。スタート地点に戻ると,先にゴールしていたひとたちに加えて走っていない人までもが暗闇の中屯っていた。みんなブルベしたかったんだな。