ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM731四国300km

BRM717が夕陽を見ようというコンセプトで,BRM731は朝陽を見ようというコンセプトなのだが,7月末に朝陽を見てからさらに160km走ると太陽に焼かれるので,日が昇るまでにどこまで走れるかがポイント。川井峠を気温が低いうちに走りたい。

スタート地点が前回の場所と変わっていて築港側になっていた。誰もいないので参加案内メールを確認していたらスタッフに呼びかけられた。受付,車検,ブリーフィングとさくさくと終わり,時間となりスタート。髙松から鳴門までは1月,2月と走ったコース。髙松市街地は信号で止められるので後ろで走って,郊外に出て信号がなくなってから自分のペースで走り出す。今回が一番速く走れたが,Stravaで除外エフォート扱いされる区間があった。前回よりも1分早くなっただけなのになぜだ。

德島市内に入ると信号が増えてくる。PC1のローソン德島昭和町一丁目店に到着。まずはロックアイスと麦茶と水。余った氷はストッキングに詰め込んで首に巻いておく。30分ぐらいは冷たい。Nanogeliteのボトルでも1時間くらいしか氷が持たない。2時間くらいは冷たいと感じられるから,一応保冷ボトルとしての仕事はしている。

まだまだ平坦は続くのに疲労で1割くらいスピードが落ちる。しかも定期的に信号で止められる。キューシートで蒲生田岬への最後のコンビニと書かれている7-11に寄って,ロックアイスと麦茶の補給。ここからはブリーフィングで林道のようで注意と言われた道だが,想像以上に走りづらい。1車線しかなく,路面はところどころ穴が開いてるし,真っ暗闇で九十九折り。雨だったら走りたくない。コーナー出口の見通しが悪いのでVolt1600をミドルモードで走る。似たようなコーナーが連続するので前に進んでいるのか疑わしくなるのだが,気にせずペダル回すだけ。フォトチェック1のYMCAの看板が登り右コーナー手前の左側奥に設置と前を向いて踏んでいると見落とし必至の場所だった。近接アラームがないと夜は無理。やっと悪路から解放されるが,まだまだ海岸線沿いのアップダウンは続く。四国最東端なんだけど,まったく知名度がない蒲生田岬は隘路を抜けた先だった。真っ暗闇で波の音だけは聞こえる。台風通過中にここで写真撮った2019年BRM1011四国1000kmの参加者はまったく正気の沙汰ではない。折り返して,行きに立ち寄った7-11で麦茶とロックアイスの補給。残り距離半分。PC2まで50km。

気温が下がってきてストッキング氷が冷たすぎる気がしたが,走り出すとそんなことはなく気持ちいい。湿度が高くジャージが湿ったままなのが気になる。阿南市街地を通る頃には東の空が明るくなってきた。勝浦町に入ると徐々に登りになってくる。早朝練習のローディに抜かれるが,追いかける脚は残っていない。できる範囲でペダル回すだけ。徐々に登ってきて神山温泉の看板を見かける。あと少しでPC2。道の駅を過ぎたのでもうすぐかと思ったが,そこからもう3km先だった。すっかり日は昇ってしまった。ボトルに氷と麦茶,ストッキング氷,あとは朝食。

川井峠は17kmの登り。傾斜はそれほど急ではないが売り切れた脚では進まない。幸いなのが日影が多いこと。2018年の四国1000kmでも走った道で,ラーメン屋の看板は覚えていた。etrex30xjの走行距離が1kmずつ伸びていくことだけを励みにペダル回して,前回でも買った自動販売機までたどりついた。掛水でからになった水を追加して,リアルゴールド一気飲み。コーナーを曲がってフォトチェック3の川井トンネル。あとは美馬市まで下り。国道438号線はコーナーが多いが傾斜も急なのでスピードはのるが,国道492号線に入ってからは緩斜面になるし,対向車は増えるし,気温があがるといいことがない。下っている途中で「恋人峠」という看板を見た。こんなところまでわざわざやってくるカップルはいろんな意味で危ないだろうと思いながら踏まないと進まない下りはまだまだ続く。川べりはキャンプ客で群がっている。林立するテント,密集の駐車場を見ると避暑感はない。穴吹に着く頃にはすっかり真夏の気温。吉野川を渡ってPC3の7-11。日影がないので,さっさと氷と麦茶を補給して,ガリガリ君グレープフルーツ味食べて再出発。あと12km登ればあとは下り。日影がほとんどなく太陽に炙られるような感覚。2月のときよりもさらに進まない。水分の取り過ぎで浮腫んだのか右足の小指あたりに圧迫痛。気休めにストラップを緩める。だらだら走ってやっと香川県。あとは下りなのだが,微妙な向かい風。どんどんと太陽は昇り気温はあがる。髙松空港を過ぎるとあとはほぼ平坦で信号が並ぶ。それほど自動車が走っていないのが助かる。事故無く,ゴールに到着。クーラーの効いたイートインでブルベカード書き上げて投函。なんとか最高気温の前には帰って来れた。