ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

久万高原ヒルクライム

初めて計時イベントに参加した。久万高原ヒルクライムのコースは何度も走ってはいるが,ベストタイムが2年前の70分台で最近は80分近くかかるようになっているので,レースの緊張感でどこまでタイムが削れるかを試す機会となった。パイオニアのペダリングモニターを導入して,ガチのFTPを図る機会でもあり,チェーンリングをRotorからRIDEAに替えた足慣らしといろんなことを兼ねたイベントであった。

朝会場に到着したころは良かった天気はスタートに向けて下るころには雨が降りそうというところまで悪化しており,スタート時点では小雨が降り始めた。ゼッケンで10人ずつ10秒間隔のスタートなので,スタートでの混乱はないが,後ろから抜かれまくるので,精神的にちょっと凹む。心拍数が170を超えない程度で,ケイデンス80を維持しながら登っていく。後ろから50歳クラスに抜かれた時には,私もああいう速い50歳になれるのだろうかと憧れを抱いた。マウンテンバイクのクラスに抜かれた時は,ただただすごいとしか言いようがなく,女子クラスの選手は頑張れと声が出た。小学生に抜かれた時は,若返られるならあの頃に戻りたいなと現実逃避的な考えが浮かんだ。

会場のスキー場跡地を超えた頃から雨は本格的に降るようになり,気温が上がらなくなった。暑くなるかと思って2ボトルにしたのは裏目となったので,真水が入ったほうの中身を捨てて軽量化を図った。緊張のせいもあるだろうが,ほとんど給水していない。さらに上に登ると霧がでて視界が数メートルしかなくなった。サングラスを外すと,ちょっとは視界が明るくなり,刺激にはなったが,視界そのものの見通しがよくなったわけではない。結局,ゴール地点がわからず,最後のコーナーを回ったらすぐにゴールとなった。結果は73分台。

頂上は雨まじりの風が吹き抜け,ウィンドブレーカーだけだと寒すぎた。今後は長袖ジャージも頂上受取の荷物に入れておこうと後悔した。集団で下山し,カレーとそうめんでお腹を満たし,完走証を受け取って下界に降りると,晴れていて暑かった。山頂とは別世界だった。