ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

久万高原ヒルクライム試走

BRM0609が終わって,自転車をメンテナンスに出していたので1ヶ月以上乗れてなかった。400kmと600kmの雨の中を走った代償はかなり高くついて,ヘッドとBBの交換という悲惨な結果,おまけにシートポストまで腐食していた。先延ばしになっていたパワーメーターの基盤交換,通常のブレーキとディレーラーのワイヤー交換とそれに併せてバーテープブレーキブラケットの交換も積み重なり,トドメはリムも相当削れていたのでついでいホイールを新規に注文したら新品のロードバイクが1台買えるくらいになっていた。

先週末にやっとメンテナンスが終わって,久万高原ヒルクライムの試走に出かけた。ブルベ装備がないと,ロードバイクってこんなに軽いんだと実感。一方で久しぶりに乗る身体は重い。

一緒に久万高原に参加する職場の同僚の車に載せてもらったので,三坂峠を登らずにすんだ。スタート地点までウォーミングアップ兼ねて走ってみたが,ケイデンスが上がらない。身体がブルベ慣れしてしまってケイデンスと心拍数を上げずに走るようになってしまっている。

スタート地点らしいを通過したので試走開始。とはいえいきなりの急傾斜なのでここで頑張りすぎてはいけないので,ゆっくりと始める。230wくらいで登り始めるが,すでにインナー×ロー。200wを目安に登ろうとするとちょっと傾斜が急になるとローギアオンリーで選択肢がない。気温が高くて汗が止まらない。

平坦路に入ってアウターに切り替えても時速30kmでない。気を抜かないように頑張っているつもりでも,脚は回らない。平坦区間が終わって再び急傾斜が続く区間に入って,ダンシングを混ぜてみると,軽快に進むのだがみるみる心拍数が170後半まで上がってしまう。さすがにまずいのでシッティングに切り替えるとあっけなく失速。160wくらいまで出力低下。心拍数が下がるまではゆっくりと走るしかない。

心拍数が170前半に落ち着いたので再び頑張る。東屋を曲がって,スキー場跡地を通過するまで40分。残り距離を考えるとあと35分くらいかかる。傾斜がさらに急になるのだが,心拍数をあげたくないのでダンシングは最小限にして,急傾斜の最後の最後だけちょっとだけダンシングで越えて,緩斜面のスピードをあげようとするけど,焼け石に水くらいの努力にすぎない。

リフト跡を越えて,やっと森林限界が見えてきた。もう200wを維持するのも無理。心拍数だけは170を維持というかもう下がらない。美川嶺の看板が見えてきてラストスパートといってももう脚が残っていないので,形式的なダンシングだけやってみる。看板のコーナーを廻ってやっとゴール。やはり後半の失速がひどくて80分切るのがやっと。ゴール付近はガスっていて眺めはよくない。頂上でも涼しいというわけでもない。

帰りの下りは何回下ってもつらい。ホイール換えてブレーキシューとリムとの馴染みが出ていないのでコーナーでブレーキかけるたびに金属音が響く。自転車についているベルを遥かに上回る爆音。音がするだけでブレーキの効きは全く問題ないし,コントロールはしやすいので買って満足なのだが,この爆音は本番当日の集団下山では不評だろうな。

1時間強の間限界ギリギリに身体を追い込むということに脳の回路が切り替わってない。これから2週間でそういう練習すればいいのだろうけど,精神的にキツイ。機材そのものはなんの問題もなかったので,あとは人間の方の問題。