ブルベも始めました

2016年からブルベも始めました。

BRM501徳島の行程

あと2週間でBRM501徳島,給食サービスは予約した。高知の寿司は柚子酢使っている場合が割りとあるので,柚子が嫌いなひとは食料持参しておいたほうがいいかも。

BRM319とルートが重なっているところが多いので,各PCの到着時刻の予想はしやすい。トラブルがなければPC4八幡浜が18時頃,PC5津野町が21時頃。PC5の30kmほど手前にある宝泉坊ロッジ併設のレストランのラストオーダーが20時30分なので,前半で頑張ってここで夕飯が取れれば,PC5での仮眠時間も多めに取れそう。PC5で食事と仮眠時間と併せて5時間くらい使う予定。

PC6安芸の3kmほど手前に国虎屋といううどん屋がある。なぜかパリにも支店があるので,PBPを目指すには話のネタとして入りたいのだが,11時開店なので順調に走っていると開店前に通過となりそう。ここからゴールまで170kmくらいなので,開店と同時なら風向き次第では寄ってもいいかも。ただし室戸岬から徳島までの風向きは事前に確認しておかないと120kmくらいを逆風の中走らなきゃならなくなる。

順調なら二日目の日没前にゴールできたらいいなくらいの予定。ライトのバッテリは二日目のナイトランも可能なくらい余裕はあるし,SGX-CA500とedge800への給電も10000mAhのモバイルバッテリ使うので問題はない。

昼間は20度超えて夜は15度くらいまで下がりそうなので,昼間は半袖で夜は長袖にビブニッカの組み合わせで走る予定。

BRM409松山区間ごとの分析

BRM409のリザルトが出たので,参加者の区間ごとの所要時間分布を見てみる。主催者の時間と異常値と思われる時間は除外している。後半の松野町-伊予長浜間は3時間台の集団と4時間台の集団にはっきりと分かれている。松野町-伊予長浜間のタイムと総時間を組み合わせると,ゴール受付12時に合わせようと,ゆっくり走ったかPCで休憩したと思われるひとや,一方でラストスパートをかけたと思われるようなひとが見えてくる。

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BRM409松山

地元でのブルベ,300kmのうち走ったことがないのは15kmくらいしかないので心理的負担が非常に低い。雨の心配もない。問題は三坂峠,七子峠,歯長峠と3つの峠が入って獲得標高が多め。過去2回が2124m/200km,3047m/400kmだったのに今回は3247m/300km。しかも夜9時スタートは初体験。

昼寝しようとしたが,朝方タイヤに空気を入れると前輪がバーストし,しかもガラス片が食い込んでいた。チューブ交換した後にショップでタイヤ交換でドタバタする。結局昼過ぎに2時間ほどしか寝られなかった。

ウェアの選択を悩むが明け方が10℃くらいの予報だったので,峠越え用に上はファイントラックに冬用のアンダーと秋物の長袖,下は裏起毛のビブニッカーの組み合わせにした。下りはジレを着て,深夜の四万十川沿いではウィンドストッパーの長袖ジャージを更に着こむつもりだった。

重信川沿いから国道に出て三坂峠へ。夜だとバックライト消しているパワーメーターが見えないので,息切れしないように登っていく。ベストタイムの10%増しくらいで峠を越える。登り切ってジレを着ようとしたが,なかなかファスナーが閉まらず,その間に追い抜かれる。見るからにパワーのありそうな人で,下りで追いつけない。結局その人には通過チェックの後PC1まで追いつけなかった。三坂峠の後,PC1までは下り基調ではあるものの登り返しが混じっていて,スピードを乗せて登れるかどうかで差がついていく。

PC1から先行した二人を追いかける。佐川町に入った頃にルート確認のためにetrex30を見るが,うまくルートが表示されない。一応Googleストリートビューで予習しているとはいえ不安は残る。街灯がそこそこ明るいので国道33号線からの右折のポイントは間違えずに行けた。真っ暗闇のダウンヒルを慎重に下って須崎市内を通過,七子峠に向かう。感覚的には須崎市内を抜けたら七子峠がすぐに来るかと思っていたが,トンネルを抜けても抜けても七子峠にならない。まだかと思った頃に「七子峠まで6km」の看板。精神的にこの看板を見てがっくりきたのと,前半のアップダウンの繰り返しで足を使っていたようで,全く進まなくなる。空腹感も強くなってきたので,持っていたどら焼きと羊羹を詰め込んで,だらだらとペダルを回す。先行していた二人の姿は全く見えなくなった。七子峠までの看板の数字がなかなか減らない。あと2kmのころから足に力が入るようになってきたが,今度はアイウェアが曇り始める。今回始めて使ったadidasアイウェアだったが鼻にあわずアンチフォッグといいつつ曇りがとれずと散々だった。この頃から眠気に襲われるようになる。寝落ちというほどではないが,眠い。400kmの時はゴールするまで眠気を感じなかったが,今回は事前のカフェイン断ちを行わなかったためか,前半のオーバーペースがたたったか,眠い。道路沿いのラブホに飛び込んで眠れば気持ちいいだろうなとか思いながらPC2へ。

PC2ではスパゲッティ食べて,眠眠打破を飲むが眠気はどうにもならない。おにぎり2個はポケットに入れて走りだす。BRM319では月明かりがあったが,今回は真っ暗闇の四万十川で川音が聞こえるだけ。朝もやの中県境を越えてPC3にたどり着く。もうすっかりと明るくなって眠気も取れてきた。コーヒーでディニッシュパンを流し込んで再スタート。

歯長峠は七子峠以上に険しく感じた。ケイデンスも心拍数もパワーもあがらない。普通ならギアが足りなくなることもないが,インナー×ローでじわじわとしか登れない。ギアを上げるとケイデンスが落ちて失速するのであとは足を回すだけ。なんとか峠を越えて西予市に入る。国道の交通量が少なくて,精神的な負担が少なく大洲市に入ることができた。風もゆるく肘川沿いに走ってPC4にたどり着く。ここでレッドブルを注入して精神的にカツを入れる。夕やけこやけラインも風がゆるくて助かった。最後の三秋峠を越えて,伊予市内からは信号にひっかかり続ける。ちょっとイラつくが,いまさらタイムを削ろうとするなら,もっと削れる場所は前にあっただろと自分に言い聞かせる。もう足が動かず信号停車でクリートが外れずに落車しそうになる時もあったが,重信川を超えてゴールの空港にたどり着く。空港のサークルKで買い物して一旦終了。そのまま一度帰宅してシャワーを浴びて着替えてゴールチェックを受けて,メダルとバッジを購入してBRM409は終了した。

前半で頑張りすぎたことと眠気もあって,いままでで最も辛いブルベだった。ホームコースだし距離も100km短縮,天気にも薄曇りと好条件が揃っていながらペース配分を間違えるだけでボロボロになった。我慢しながら走り続ける練習としてはいいのだろうが,次回のBRM501はうまく時間を使って楽に走りたい。

 

 

 

 

BRM319高松

前日の仕事が立て込んで,高松に着いた時はうどん屋は閉まっていて天下一品でカーボローディング。翌朝天気は曇りで雨は止んでいた。天気予報ではこの後晴れに向かうはずだった。

6時過ぎに高松駅に行くが,高松駅のどこが集合場所かが不明なままだった。たくさんのランドヌールがいるのでそのうち分かるだろうと周りを見渡していると,それらしい人だかりができ始めていたので,受付を済ませる。ブリーフィングはざっくりと終わる。あまり複雑な道ではないし,ルートも多少の選択が可能とゆるい。スタート時間前に車検を済ませて出発。高松駅からはいくつかルートの選択があるとブリーフィングでは言われたが,GPSのルート通りに走っておいたほうが楽なので,信号と交通量が多いがルート通りに走って,通過チェックの琴平のローソンに到着。オレンジジュースだけ買ってさっさと出発。琴平を抜けて海岸沿いに来た頃から雨が降り始める。雨具持ってないのでどうしようもない。幸い濡れるのは上半身だけで済んでる。だが雨粒で前がみにくくてしょうがない。いい感じに前を走っているひとがいるのでそれに着いていくうちに,武蔵も上戸うどんも通りすぎてしまう。鳥越製麺所も過ぎて愛媛県に入る。ダンプやトラックが横を走り抜ける国道11号線から分かれて海岸沿いに向かう。ここらへんでは晴れ間が見えて,これから気温が高くなるのかと期待していた。ひかり食堂が空いていたら入ろうかと思ったが店先にすでに車が数台駐車しているので,そのまま登りに突入。峠は霧に包まれて視界が悪い。ここで頑張って体力消耗したくないので,ゆっくりと登る。頂上かと思ったらそこからアップダウンが続いてやっと下りへ。下りきったところで,edge800がオフコース警告を発する。なぜかedge800は意味不明なオフコース警告を発して混乱させてくれる。

新居浜-西条のルートは事前に予習しているのでなんの問題もなく快調にPC1のファミマへ。トイレ待ちで時間を使うが,ここで昼食代わりのおにぎり2個とボトルの水を追加。西条市内を抜けて,丹原に向かうころから雨が降り始める。西の天気はどうみても雨模様。しかも丹原近辺のルートにいまいち自信が持てず,ルートミスの不安と闘いながら,雨の中国道11号線に合流。ここから桜三里へと登り始めるが,雨足が強くなりトラックが横を追い越していく。濡れたジャージが冷たく感じる。雨粒で前が見えなくなる。尾灯を点灯させて,サングラスをずらして走ると,旧讃岐街道への分岐で国道からは外れられる。旧讃岐街道は交通量が少ないが,道幅が狭くウェットな路面での下りで2度ほどひやっとさせられる。

東温市に入り,重信川の南側を走ってPC2にたどり着く。雨で冷やされて体力を使ったのか空腹感がひどいので,パスタを買ってイートインで食べる。雨は降り続いているが,天気予報ではもうすぐ雨は上がりそう。濡れたジャージを乾かしたいので,伊予市の国道56号線に交差するところから北上してコインランドリーに行くことにする。ジャージと靴下を乾かしていると雨があがる。気を取り直して郡中港から夕やけこやけラインへ。コインランドリーにいた間にかなりの後続に追い抜かれていたようで,数人を追い抜き返す。下灘駅を通過する頃にはまだ太陽は雲に隠れていて夕焼けは見えず。夕焼けが見えたのは保内から八幡浜に抜ける途中であった。

八幡浜市内に入りPC3のローソンにたどり着く。先着していた3人が夕飯を食べていた。ここでもパスタを食べ,口の中をさっぱりさせたかったので歯ブラシセットを買って歯磨きをする。日も沈んだので,サドルバッグからヘッドライト,ウインドブレイクジャージ,冬用の指付きグラブを取り出してナイトラン装備に換装。edge800をリセットして外部バッテリから給電ケーブルを接続する。双岩への登りが長く感じる。夜だと視界が制限されるのと,疲労で速度が落ちていることもあって時間がかかっているのだろうと思う。昼間だと暗く感じるトンネルが夜だと明るいしなにより暖かい。トンネルを抜けて,国道56号線に合流,西予市の警察署のところで左折して歯長峠に向かう。養鶏場の臭いがする真っ暗闇の峠を走っていると,自分が何をしてるのだろうとちょっと考える。走り屋が飛ばしながら逆方向から登ってくるので,精神的にひやひやする。歯長峠は頑張らなかったし,もう焦る気持ちもまったくなく気がついたら越えた。似たようなコーナーに何カ所目だと飽々しながら慎重に下ると四万十2リバーのコースに入る。ブルーラインに沿って走ればいいので,気楽にペダルを回してPC4に到着。

夜も遅くなってきて,ここからは眠気との戦いだと思い,直前1週間カフェイン断ちをしていた効果を見るべくホットコーヒーとシュークリーム,あと一本満足バーにどら焼きを買う。この先窪川まで補給できないから,ハンガーノックにはならないように補給食を多めにしておく。夜の四万十川は誰もいない。たまに対向車が来るが,追い抜かれることはなかった。道の駅を通過し,窪川までの残り距離が減っていくのを見ながら走る。コイン精米所の明かりを見ながら「ブルベレポートだとここで暖を取るひとがいたんだな」とか,自動販売機の明かりを見ると「次のPCでは赤コーラ飲もう」とか雑念混じりに走る。そうしていると窪川に到着。PC5はインターチェンジの近くなので,窪川の町外れにあるので,窪川に到着してからすこし走る。

PC5では,寒いけど赤コーラを飲んで,その後に一本満足バーをホットコーヒーで食べる。気温は6℃なので真冬装備でも十分だったなとちょっと後悔する。先に着いていたひとと話をして,どうせ早く着いても5時まで受け付けないからどうしましょうかねとか話していたが,「ゆっくり走ると寒いし,そこそこ頑張って走るしかないですよね」という結論に落ち着く。窪川から須崎まではそこそこのアップダウンがあり,トンネルも結構多い。トンネルは明るくて暖かいので今回はオアシスのような場所だ。須崎の町中を抜けて海岸沿いを走っていると,ビニールハウスの電照がきれいに見える。遠目にはちょっと近代的な建物にも見えないこともない。ここまで350km以上走ってきたが,たいして疲れは感じず,寒さも走っている限りは感じない。誰もいない夜の道を走るのは結構楽しいものだと思った。これが雨だったらこんなに楽しいとは思わなかっただろう。土佐市に入り仁淀川が見えるとPC6だ。

PC6のファミマはイートインがあるが,さっさとゴールしたいのでコーヒーだけ買ってゴミ箱の前で飲み干して出発する。津波対策?の堤防沿いを走り,標識の「桂浜」への距離が減っていく。ついに「はりまや橋」の文字が出た。北上し,高知市内へ向かう。トンネルに向かう上り坂で気分が悪くなる。PC6のコーヒーのせいか胃がむかむかする。もう水も飲めないなと思ったが,そういえばダブルボトルの中身はもういらないんだよなと,真水の分を信号待ちの間に側溝に流す。雨と低気温でシングルボトルで良かったのも,今回の装備外れの一つだった。やっと高知市の街なかに入り,天神橋を越えて堤防道路を通ってから県庁に向かう。ゴールのサークルKには先着した人たちがいたが,私が買い物を終えたときには誰もいなかった。飲むヨーグルトだけ買って,あとは受付の時間待ち。ここでワイヤーロックを家に忘れてたことを思い出す。明け方とはいえ,自転車盗まれる可能性はそこそこありそう。寒さをしのげて,自転車から目を離さずにすむ場所はどこかと考えて,結局高知駅北側のサークルKのイートインスペースで時間を潰す。食欲がわいてきたのでカルビ丼を食べながら,自転車から目を離さないようにして時間を潰す。5時になったので受付場所に行って認定を受けてメダルを購入し,高知駅に戻り輪行して自宅に戻る。寒さと疲労で自走で帰る気力はなかった。

 

BRM306岩国

柳井で前泊して,自走で周防大島へ。雨の降り始めの時刻がどんどんと遅れてきているので,昼過ぎくらいまでは雨には遭わずに走れそう。まだ真っ暗の中で受付と車検をすませる。自分のエントリー番号を忘れていてスマフォで確認。

日の出時刻を過ぎると明るくなって,ブリーフィングを済ませて出発。PC1までは微妙なアップダウンがあって向かい風がそこそこあるので,なるべくなら集団で走りたいと思ったら,ちょうどいいペースのひとがいたので協調して平均30km/hでPC1へ。受付とトイレを済ませて出発すると単独走に。後続から来れば着いていこうとマイペースで走るが誰も来ないまま島中の農道区間に突入。先は長いので頑張らないダンシングを混ぜながら淡々とペースを刻む。クイズポイントのトンネルの竣工月をチェックして,本日の最高到達点を抜けて下ったところでミスコースする。結構な距離を下ってしまったので,コースに復帰したころにはかなりの人が先行したようだ。細い下りを安全に下って,PC2のポプラに着いた。ボトルが空っぽになったのでポカリとおにぎりを買って,再出発。

周防大島を抜けて柳井から上関町へ向かう頃から逆風が強くなる。誰かいないかなと思っても誰もいないので,ハンドルにしがみつきながら上関大橋を越える。風はゆるくなったが,今度はアップダウンが険しくなる。先ほど楽な道を選んでミスコースしたが,今度は険しい道を選んでミスコース。Garminがミスコース警告してくれるのだけど,脳がそれに反応できない。プロフィールマップだと大したことがなさそうなアップダウンだけど,疲れた身体には結構厳しい。それでもなんとかクイズポイント2に到着。赤コーラを飲んでエネルギー補給。

先ほど苦しんだアップダウンが今度は逆になってゆるゆるとクリア。上関大橋を越えると今度はゆるく追い風になり平坦基調なので,快調に走る。しかし,光市に入ったところのT字路で迷って気力が萎えた。まだ下松市に入っていないのにPC3のローソンと誤認して,店名確認に手間取る。予めGoogleストリートビューで予習しておけばよかったと後悔した。市街地で自動車と並走するので神経使いながら下松市の高架歩道に入る。ここがわかりづらかった。しかも雨が降り始め,ブレーキの効きが甘くなりちょっとびびる。その先の分岐も間違いかける。高架から降りたところで雨具の上だけ着る。PC3のローソンに到着。ポカリとグレープフルーツジュースを買い,トイレを済ませて出発。

ゆるやかなアップダウンが続き,雨が降っているのであまりスピードがあがらない。時間は問題ないので,マイペースで登り,下りは重力に任せる。光市に入ったところの,十字路でまたミスコースをやらかす。GPSの画面と自分の現在位置との関係を見誤った。これで三度目。GPSの画面を拡大縮小する機能の使い方がやっとわかる。進路の先の登りの箇所や分岐点まで見通せるようになった。雨も上がったので雨具を脱ぎ,あと1時間足らずだろうってことで全力でペダルを回す。最後の最後でゴールの受付が分からなかったが,スタッフのひとに見つけてもらって受付。初ブルベ初完走。

 

ツールドにし阿波エントリー

e+やチケットぴあのようにサーバーが倒れるようなことはなく,スポーツエントリーでツール・ド・にし阿波のエントリー完了した。個人的にはエントリーフィー高くなってもいいから,SSコース完走者には駐車場の優先よりもエントリーの優先してもらいたい。さすがに10分そこそこで満員だと,現行の先着順には不満でるだろうな。

The PEAKS 感想

VAM850mでもThe PEAKSは完走できた。最強最悪と名乗っているが,実質的には137km,3700mを12時間半で走ればいいので,時間制限からは160km,3500mを10時間で走るツールドにし阿波SSコースのほうが厳しい。もちろん午前7時スタートにすれば,152km,5070mを11時間半の制限時間になって厳しさは上回る。そういう点では主催者側のスタート管理できる人員数の事情や参加者への配慮なのだろう。

1時間の速さよりも12時間走り続けられるほうが重要。パワーメーターがあると無理をしなくなる(一方で自分の貧脚ぶりをつきつけられる)。52×36に12-28Tで登ったが,一部の激坂区間ではダンシングでやっとこさ乗り越えなきゃならなかったが,それ以外はなんとかなった。50×34ならもっと楽だっただろうが,コースごとにチェーンリングを換えるのは面倒。

AS1からの下りでは寒さが応えたが,気温が上がらなかったために水の消費量が少なくてすんだ。2ボトル体制でいったが,真水1本,REPLENISH2袋分で済んだ。

エイドではバナナ,スポーツようかん,そば,おにぎりと糖質が補給できたので,自前の糖質補給はCCD2本,メダリストエナジー2本で済んだ。エイドごとにアミノ酸パウダー2本ずつ消費。あわせて痙攣予防に2RUN1袋と塩熱サプリ3個消費。ポケット6個はいらなかった。

Supacazのバーテープはクッションが乾くまでしばらく時間がかかった。そのため湿ったハンドルを握る不快感が続いた。荒れた路面でもクッション性はいいし,雨でもすべらなかった。

GABBAとNanoflexは雨中走行では,背中への跳ね上げの不快感がなく,気温10度程度なら十分。さすがにAS1からの下りだと肌寒く感じた。冬用のアンダーウェアだともう少しましになったのかもしれない。天候と気温に対応できる装備が必要。

 

キリンのスポンサードは天候のせいもあるが,ロングライドの自転車乗りはノンシュガーのメッツコーラは好まないことを知らなかったのだろうか。レッドブルの配布でも皆青い缶をもらって,水色(ノンシュガー)の缶はだれももらっていなかった。

前日受付を兼ねたウェルカムパーティは今回の食事量ならやめたほうがいい。ひとは一旦期待を抱いてしまうと,反動で不満がたまるもの。ブリーフィング内容は公式サイトに掲載しておくべき。

シールはゼッケンに貼るのではなくて,配布でいいのではないか。ライダーが自分では貼付できないゼッケンよりも自分の目で確認できて管理できる配布が精神的に楽。

 

 

 

The PEAKS当日(1)AS1まで

雨の予報は外れず,小雨が降っていた。イベントの時にはよくあることだが,目覚ましがなる前に起きる。栗おこわをロビーの電子レンジであっためて,BS11Free!を見ながら食べる。栗おこわが食べ終わったら,パワードコーヒー飲みながら栗きんつばと栗ようかんを食べる。栗あんだけの栗ようかんはねっとりとしてうまい。真夜中に血糖値を跳ね上げるような食事は中年としてどうよ?と思うが,ロングライドなのでしょうがないよねと自分に言い訳をしながら食べる。

去年のしまなみ海道での雨中走行の反省から買っておいた,CastelliのGABBAとNanoflexのセットが活躍することになる。GABBAの下にはFinetrackのフラッドラッシュスキンにrericのAquila,ポケット6個あるので,補給食の入れ場所には困らなかった。rericはタイトすぎて冬用のアンダーウエアだときついのが難点。グラブは濡れてもすべりにくく乾きやすいGoldwinのナノフロントハーフフィンガー,靴下はRxLSocksで夏仕様だが山頂の気温10度なら手足はなんとかいけるだろう。ヘルメットには100均で買ったシャワーキャップを被せ,サイクルスポーツのおまけでついていたサイクルキャップをかぶって雨対策。

自転車は自宅を出るときにチェーンにムオンにRESPOのチタンスプレーをかけておき,サドルバックにはナスカルブを入れておいた。フロントライトはCateye VOLT-300とGentos SG-325,リアライトはCateye Rapid XとSmart SUPERFLASHと2灯ずつをデイパックに入れて,輪行袋を抱えて,駅前のバスロータリーへ出発。駅の反対側に行くのに,エスカレーターもエレベーターも止まっていて,雨でぬれたロードシューズだとすべりそうで気を使う。

バスは2時40分出発で,20分前に集合ということで雨が強くなってくる中待っていると,お仲間たちが集まってくる。バスは普通の観光バスで自転車の搬入には補助席分通路が狭いのが微妙に困った。2席分使って自転車1台,一人で2席と贅沢な使い方で会場へ。駅から会場までは登り基調で,自走だと結構きつそうで,バス予約しておいてよかった。見知らぬ道を夜間に走って目的地にたどり着くのはちょっと難しいだろうな。

小雨のなか輪行袋から取り出して組み立て,ゼッケン確認を受けて3時25分に出発。AS1が6時Openなので,スタート地点からAS1までは各人のペースに応じてスタート時間が設定できる。つまり最初の25km,標高差1370m はウォーミングアップ用で,実質は127km,獲得標高3700mを12時間半で走ればいいことになる。25kmを2時間半でつくようにのんびりとフロントインナーギアで走り出す。真っ暗闇の中赤色尾灯が連なる光景は,こういうイベントでもなければ見られない。さすがに一人では精神的にまいりそうになるので,脚のあうひとと一緒に,どっから来ました?とかどうして参加しようと思いましたか?とか話しながらゆるゆると登っていく。武石観光センターの分岐から傾斜が急になってくる。事前にコーナーに番号があると知っていたので,コーナー番号を確認しながらペースはあげず,淡々と登っていく。暗闇と水滴でGarminの表示がみにくくて,心拍数も走行距離も時速も確認せずに走っていく。登っていくにつれてガスってきて視界が悪く,一方で夜があけてきて明るくなってくる。適当にゆっくり走っていたわりには5時57分とほぼちょうどの時間にAS1に到着。

シール待ちの行列に並び,シールを張ってもらうが,どうやら水滴に弱いようである。それなら,ゼッケンにはらなくていいような気がするが,本場のイベントをまねてるからなんとしてでも貼ろうとするスタッフ。ゼッケンが背中なので自分では確認できないので,シールは配ってくれた方が気が楽だ。エイドで提供されているバナナとオレンジ,うさぎ餅にアミノ酸の補給をして,トイレをすませて6時15分にAS1を出発。

The PEAKS前日

久しぶりに輪行でThe PEAKSが行われる長野県上田市へ。いつものことだが,輪行袋の置き場所にはいつも悩む。ワイドビューしなのは荷物置き場があって助かった。トラブルなく上田駅に到着。そのまま東横インにチェックインして,書類だけ持って駅の反対側の東急インへ。

受付は順番待ちの行列で,パーティ開始が多少遅れた。会場内はかなりの人ごみで,料理が少なそうだなと思ったので,さっさと皿に肉とマカロニを盛りつけ食べて,2回目に取りにいったときには,もうデザートと果物しか残っていなかった。夕飯には物足りなかった。ブリーフィングがあるとの話だったが,音響がよくなくて聞こえにくかった。必要な情報はサイトにアップロードしてくれたほうがいい。スタート地点までのバス乗り場の案内が不明だったので,確認できたことがよかったことの一つであった。

ホテルまでの帰り道途中の竹風堂で朝食用に栗おこわ,栗ようかん,栗きんつばを買って帰る。目覚ましを午前0時にセットして,風呂から出て早々に寝る。

 

 

石鎚山ヒルクライム

来週のThe Peaksの予行演習も兼ねて,午前1時に起きてどら焼き,バナナ,ヨーグルトを食べて,自走で出発。むやみに心拍数をあげないようにインナー×ローでのんびりと三坂峠を登る。Gentos閃とCateyeVOLT300の2灯だと路面状況ははっきりと見えるので,ナイトランも意外といいかなと思った。

片道60km以上走って6時半にやっと会場到着。アップは十分なので,やることもなく出展のテントを見て時間をつぶす。だんだんと日差しが強くなり,今日は暑くなるかなと思ったが,2ヒート制で途中給水もあるのでボトル1本にして,サドルバック他とまとめて荷物預かり所に渡す。

先頭から3列目に並び,カウントダウンが始まり,スタート。周りで蛇行する人もおらずスムースにスタートが切れた。ここで心拍数を上げすぎないようにゆるーく走っていると周りからどんどんと抜かれて,最後は集団最後方まで落ちる。さすがにちぎれるとキツイので,集団にくっついているとペースが落ち着いてきて,鳥居の頃には集団の中程まで上がってこれた。

料金所ゲートをくぐってからは,ケイデンス80回転とパワー230wを目安に,怠けないようオーバーペースにならないようにペダルを回し続ける。久万高原とは違い,最初の平坦部分で速い人には抜かれているので,あまり抜かれることはなく,むしろ追い抜いていく方が多い。ペースとしてはいい感じに思えたが,中盤から腰が痛くなってきた。頑張りすぎなのかと思ったが,太腿やふくらはぎは問題がないので,ボジションを変えながらだましだまし登る。

第1ヒート終了後の給水所ではメイタンサイクルチャージが品切れしていて,フルーツサイクルチャージしかなかった。にし阿波ではライムミント味が微妙だったので,今回はうめ味。濃厚すぎて水と一緒じゃないとつらい。

第1ヒートと第2ヒートの間は20分以内と時間制限があるので,10分ほど休憩して心拍数を落としてから第2ヒートへ出発。最後のコーナーまで下りを利用して惰性で登ろうかと思ったが,あまりスピードにのせることができないまま,第2ヒートスタート。直後の急斜面でへたれる。ケイデンスがあがらず,休みすぎたかと思ったが,傾斜がゆるくなったところで,ケイデンスをあげようとしたが,やはりパワーダウンしている。できるだけのことをしようとケイデンスとパワーを見ながらひたすら回す。腰の痛みが気にならなくなったが,パワーダウンはどうしようもない。第2ヒートはクラス間,スピードの違いがシャッフルされてスタートしているので,抜かれたり,抜いたりを繰り返す。蛇行するひとやそのひとを追い抜くひとも後ろを見る余裕がないので,2度ほどヒヤリとする場面があった。ラスト1kmの掲示があって,「あと5分」と自分を奮い立たせ,スパートするぞと腰を上げたが,ものの10秒でへたれる。スパートには早すぎた。法螺貝の音が聞こえ,あと300mから全力でスパート。4人ほどを最後に差してゴール。あまりの疲労に立ちごけするところだった。結果は71分台。久万高原より2分短縮したので,2週間ほどのインターバルトレーニングも効果はあったのだろう。

ゴール後は雨が振りそうだったので,表彰式を見ずに帰る。家まであと2kmほどのところで猛烈な睡魔に襲われた。ブルペで言われるマイクロスリープってこのことかと実感できた。

 

 

 

 

 

久万高原ヒルクライム

初めて計時イベントに参加した。久万高原ヒルクライムのコースは何度も走ってはいるが,ベストタイムが2年前の70分台で最近は80分近くかかるようになっているので,レースの緊張感でどこまでタイムが削れるかを試す機会となった。パイオニアのペダリングモニターを導入して,ガチのFTPを図る機会でもあり,チェーンリングをRotorからRIDEAに替えた足慣らしといろんなことを兼ねたイベントであった。

朝会場に到着したころは良かった天気はスタートに向けて下るころには雨が降りそうというところまで悪化しており,スタート時点では小雨が降り始めた。ゼッケンで10人ずつ10秒間隔のスタートなので,スタートでの混乱はないが,後ろから抜かれまくるので,精神的にちょっと凹む。心拍数が170を超えない程度で,ケイデンス80を維持しながら登っていく。後ろから50歳クラスに抜かれた時には,私もああいう速い50歳になれるのだろうかと憧れを抱いた。マウンテンバイクのクラスに抜かれた時は,ただただすごいとしか言いようがなく,女子クラスの選手は頑張れと声が出た。小学生に抜かれた時は,若返られるならあの頃に戻りたいなと現実逃避的な考えが浮かんだ。

会場のスキー場跡地を超えた頃から雨は本格的に降るようになり,気温が上がらなくなった。暑くなるかと思って2ボトルにしたのは裏目となったので,真水が入ったほうの中身を捨てて軽量化を図った。緊張のせいもあるだろうが,ほとんど給水していない。さらに上に登ると霧がでて視界が数メートルしかなくなった。サングラスを外すと,ちょっとは視界が明るくなり,刺激にはなったが,視界そのものの見通しがよくなったわけではない。結局,ゴール地点がわからず,最後のコーナーを回ったらすぐにゴールとなった。結果は73分台。

頂上は雨まじりの風が吹き抜け,ウィンドブレーカーだけだと寒すぎた。今後は長袖ジャージも頂上受取の荷物に入れておこうと後悔した。集団で下山し,カレーとそうめんでお腹を満たし,完走証を受け取って下界に降りると,晴れていて暑かった。山頂とは別世界だった。

 

ツールドにし阿波前日

輪行用のエンド金具が見つからないとか、リアタイアのチューブのバルブ周りが破れてパンクとドタバタしたが、なんとか予定の電車には間に合った。
今日は川之江に泊まって、明朝吉野川公園まで自走する。
明日は晴れて気温が高くなりそう。

なみへいうどんからサレガ峠

なみへいうどんを食べようと,いつもは下っている犬寄峠を逆に登って内子経由で向かう。朝食を食べずに出たのと気温が上がってきたので,クラフト中山で季節限定のいちごヨーグルトアイスを食べる。いつもは帰りによるクラフト中山に午前中に寄るのはちょっと変わった気分がする。さすがGWらしく人でいっぱいである。下り基調と追い風もあって楽に内子に到着した。すでにアイスをたべたので,からりには寄らず真直ぐに小田へと向かう。自動車の数が減り,快適に走れた。12時ちょっと過ぎになみへいうどんに到着。小田はたらいうどんが有名らしいが,肉玉ぶっかけうどんを注文した。さぬきうどんほど腰が強くなく,やわらかいうどんに豚肉だった。

食べ終わった頃に客が入ってきたので,長居せずにサレガ峠に向かって出発。しかし,なぜか力が出ない。向かい風とゆるやかな登りでダラダラと走ってしまう。途中のあづま屋で休憩してメイタンサイクルチャージを補給すると,風も弱くなって頑張れるようになる。

サレガ峠は10%を超える箇所が頻発し,いままで経験してきた峠で一番厳しい。気温も高くなり,歩くようなスピードでもうフォームはバラバラで登る。閉鎖されたスキー場の看板が見えて,やっと峠の看板にたどり着く。久万高原側に下って,もう一度登る気力は全くなく,登ってきた道を下って砥部町へ向かう。三坂峠ほど曲がりくねっていないので,後ろから自動車が来ても余裕を持って追い抜かれる。次こそは久万高原側からも登ろう。

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三船雅彦走行会&リドレー試乗会

三船選手と一緒に走れるということで,プロのすごさをこの目で確かめるために坊ちゃんスタジアムに9時からなのに,8時半に到着。しょうがないので,ちょっとだけサイクリングロードをケイデンス高めで走って身体を慣らしておく。

9時から挨拶と集合写真撮影,その後重信川サイクリングロードを東温市に向かって走る。サイクリングロードとはいっても,ポールが立っていたり,一般道と交差していたりと神経を使う。それでも三船選手の後ろにつけて,走り方を観察することができた。上半身がまったくブレない。普通の人は腰回りがくねくねと左右に振れているひとが多いのだけど,三船選手は股関節から下だけでクルクルとペダルが回っている。あの身体のぶあつさは体幹の強さの表れなんだと納得した。

サイクリングロードが終わり,白糸の滝に向かってヒルクライムへ。最初の方にスタートしたが,あっという間に後続に追い抜かれる。あんなに速くペダルを回せないので,自分のペースで登る。途中で三船選手が追いついてきたので,ダンシングについて質問をする。ポイントは腰の位置を一定にして,ハンドルを振るタイミングでペダルを回すと教えてもらった。ダンシングとシッティングで異なる筋肉を使い分けることが大事だとアドバイスをもらう。ダンシングとシッティングを交えながら登ると,前回ほどヘトヘトにはならずペースダウンすることなく登れた。

登り終わって下ると,時間があるので旧酒樽村へ向かう。白糸の滝で足を使ってしまっていたので,集団につくことすらできずに千切れる。後続から来たJPスポーツのひとにもつけず,個人TT状態で走っていると,先頭集団の折り返しに出会う。もう,ここで後ろにつこうかと思ったが,やはりちゃんと走りきろうと最後の登りのところまで行ってから折り返す。バス停のところで,ゆっくり途中まで行く組が待っていたので合流し,試乗会場を目指して突っ走る。今度は下り基調なのでちぎれることなく,後ろにつけていた。しかし,追突すると大変なことになるので,車間距離をとりつつ千切れないようにするのは神経も使うし,足も使う。

試乗会場はショッピングモールの一角にあるstradaなので,試乗する際は駐車場に出入りする自動車に気をつけて走る必要がある。サイズの関係で,ヘリウムSLだけ試乗する。サドルの高さだけは調整できたが,ハンドルまでの距離は修正できないので,よく進むということしかわからない。FastFowardのエアロホイールのおかげか,ヘリウムSLのおかげかがよくわからないけど,とにかく軽くて進むことは分かった。他の機種と乗り比べができなかったのが残念である。

 

当日の模様はJPスポーツのサイトで。

http://www.jpsg.co.jp/2013/05/advicetest14.php

高縄山から五明

明日は三船雅彦走行会があるので軽く登っておこうと,2年ぶりに高縄山へ。ロードバイク買って,2ヶ月目に登った高縄山はくねくねと九十九折で,終わりがないように感じるくらい長かった記憶がある。まだ風が涼しいが,直射日光が暑くなってきたので,ウィンドブレーカーを持たずに出発した。

北条バイパスから右折して,県道との交差点から計時を始める。この時期は虫があまり出ていないので,気持よく走れる。2年前はへろへろになりながら80分以上かかっていたが,今回は淡々とペダルを回すことだけを考えながら,相変わらず異音を発しているBB周辺を気にしながら登っていく。登山客が寺の側でお弁当を広げたり,鉄塔を目指して登っていたりする。高縄山の看板前に到着。65分なので,2年前より2割以上短縮できた。それなりに進歩はしていることが実感できた。その後はゆっくりと下って,粟井から五明を登って,北条バイパスに合流。

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